2008年6月30日

法大スト貫徹が回答だ 5・28-29決戦勝利で革命の砦に 総括と決意 革共同中央学生組織委員会

週刊『前進』06頁(2349号2面2)(2008/06/30)

法大スト貫徹が回答だ
 5・28-29決戦勝利の力で法政大を世界革命の砦に
 総括と決意革共同中央学生組織委員会

 すべての学生・労働者のみなさん! 法大5・28〜29決戦と38人弾圧粉砕闘争の大勝利を高らかに宣言し、謳歌(おうか)しよう。なによりも、起訴され獄中闘争を意気軒高と継続する15人の同志(加えて、事後に不当逮捕された1人の同志、練馬鑑別所の少年同志、富山大学の武藤同志)に、われわれは心からの団結と連帯の握手を送る。プロレタリア世界革命に向かってともに闘おう!
 5月28〜29日の決起の地平は、38人の例外なき完全黙秘の貫徹に引き継がれ、警察権力どもをさらなる敗北のどん底にたたき込んだ。6月20日には、釈放された22人全員が法大正門前に元気に登場し、文化連盟との集会の共催をかちとり、機動隊と私服刑事による妨害を粉砕して戦闘的スクラムデモをうち抜いた。
 法大決戦の爆発、そして6・29サミット粉砕闘争の勝利を受け、今こそ階級的労働運動の全面的な実践とマル青労同・マル学同1000人建設、11月労働者集会1万人結集に向かって決意も新たに攻めのぼろう! われわれ青年・学生こそがその最先頭に立とう。

 第1章 サミット粉砕決戦の突撃路を開いた

 「獄内で存分に自分を鍛え上げ、ともに獄中闘争を闘い、仲間とともに最強の革命家となって法大に登場できる日を楽しみにしています。われわれ15人しか起訴できなかった権力は本当にボロボロです。獄内外に二重の陣形をつくらざるをえなかった国家権力を、サミット決戦で最終的に打倒しましょう! こんなに楽しい闘いはありません。権力にイヤというほどわれわれの団結の力を見せつけてやりましょう!」(A同志)
 「正直言ってうれしいです! 法大の闘いが、増田総長体制のファシスト性を引き出し、サミット決戦の突破口を切り開いたのです」(B同志)
 「われわれが闘っている限り、すでにサミットは粉砕されています。いま以上に団結を固め、武装を強め、闘っていこう!」(C同志)
 「獄中でガンガン革命家として成長しています。ワクワクしています」(D同志)
 「どんな分断も弾圧も私たちから革命への情熱を奪うことはできません」(E同志)
 「起訴=国家権力から『絶対に出さない』と非和解の意志を突きつけられたことを誇りに感じます」(F同志)
 「弾圧・逮捕上等!」
獄中の15同志から底抜けに明るいアピールが続々と発せられている。06年3・14弾圧以来、のべ85人の逮捕者すべてが仲間との団結を守り抜き、完黙・非転向を貫いたことは画期的な地平だ。
 第一に、もっとも決定的なことは、全同志が歴史的な「5・29戦闘」をぶち抜いて、天をもつくような勝利感に満ち満ちていることだ。5・29戦闘でわれわれは「団結して闘えば勝てる!」ことを行動で示した。厳戒体制を粉砕してキャンパス中央で集会・デモをかちとり、突入してきた私服刑事どもを逆に撃退して肉弾戦で圧倒した。実力でキャンパス支配権を奪還して、3万法大生と労働者階級の怒りを体現しキャンパスのど真ん中で「暴動」を起こした。
 革命的情勢には革命的行動をたたきつけよう!行動をもって自らが革命の主体となろう! ストライキで権力を奪い返すということは「5月29日のように闘おう」ということだ。
 「5・29」こそわれわれの怒りだ。3・14弾圧以来2年余り、実に85人の逮捕、18人の起訴、2人の鑑別所送り、退学・停学の乱発の中、革命と反革命がキャンパスで日々激突する中で蓄積された階級的怒りの大爆発が5・29戦闘だった。そして、ブルジョア的「秩序」を掘り崩し、力関係の均衡をドンドン破壊する闘いを許容できなくなった敵階級は、「サミット警備体制」の崩壊を恐れてたまらず弾圧に踏み込んだ。しかしそれは、あえなく破産したのだ。
 5・28〜29の闘いは6・29サミット粉砕大闘争の突撃路を切り開いた! 法大では文化連盟の仲間が直ちに命がけの170時間抗議ハンストに決起し、6・29デモに合流した。全国の職場・キャンパスで「法大のように闘おう!」を合言葉にして、処分・逮捕を辞さない徹底非和解の闘いがうなりをあげて始まった。支配階級はまったく墓穴を掘ったのだ。5・28〜29決起を現代の「10・8」にしよう! 第1節 「最強の革命家」が次々と
 38人逮捕—15人起訴は法大決戦の中で「若き革命家」「階級の指導部」がドンドン登場していることに対する、ブルジョアジーの恐怖のあらわれだ。全学連執行部や各大学の中心的活動家はのきなみ起訴されている。
 しかしそんなものは打撃どころか、むしろ革命への養分でしかない。一の弾圧が十の決起を生み出す。今回の過程で、敵階級に一歩も引かない不抜の大革命家がドンドン生まれている。15人の中には活動歴が1年にも満たない同志もいるが、「法大小菅キャンパス」=東京拘置所から熱烈なアジテーションを発している。釈放されたその日に革共同への結集を決意した仲間がいる。全国で新たなマル学同の同志が続々生まれている。就職内定を蹴って職業革命家に決起した仲間もいる。
 国家権力よ、弾圧ありがとう! 法大こそ世界に羽ばたく革命家を生み出す「革命の学校」だ。

 第2章 動労千葉のように闘い抜き勝利した

 第二に、法大決戦は階級的労働運動路線の白熱的な実践そのものであり、弾圧粉砕の勝利は路線の勝利そのものだ。
 帝国主義世界支配がボロボロになり、ブルジョアジーはもはや労働者階級を食わすことすらできない。そして、労働者の根源的決起が世界中で爆発している。日帝は、学生を徹底的に競争させて分断し、極限的な暴力支配を貫徹しようとしている。この中でわれわれは何に依拠して闘うのか。どこで勝負を挑み、勝つのか。それは資本との非和解性をハッキリさせ、自らが最先頭で怒り、団結拡大を総括軸にして闘う——つまり動労千葉のように闘うということだ。その怒り、その団結と自己解放が、ものすごいエネルギーを爆発させる。
 法大の闘いは、どれだけの弾圧や暴力を相手にしても日々資本への怒りを再生産し、3万法大生と全国300万学生の決起に絶対の確信を持ち、キャンパス中央を権力との激突をはね返して解放してきた。そのことによって、まさに日帝の大学政策を根幹の部分で打ち砕いているのだ。
 弾圧粉砕闘争ただ中の「秋葉原事件」。資本による、青年労働者に対するすさまじい団結破壊と疎外。没落し凶暴化する資本主義が、現代の青年・学生に用意できるものは「絶望」か「監獄」だ。しかしこれは、”5・29−6・29のように闘えば勝てる!”——この展望で2000万青年労働者と300万学生の根源的怒りに火をつけ、燎原(りょうげん)の火のように燃え上がらせてブルジョアジーを焼きつくす大チャンスだ。
 何よりも全学連と法大学生運動は、プロレタリア世界革命に向かって世界と団結する「11月集会派」だ。われわれは動労千葉のように闘った。ILWUメーデーストにこたえて闘った。6・10韓国100万人決起と獄中からつながった。そして6・29闘争の爆発は、必ず民主労総7・2ゼネストへ発展し、11月労働者集会の大前進へと結実していく。

 第3章 スト実現と強大なマル学同の建設へ

 第三に、この弾圧粉砕闘争で革共同の底力をあらためて警察権力にたたきつけ、巨大な労働者・学生の決起として爆発させていったことが決定的だ。獄中同志のみならず、全党の学生同志・労働者同志・常任同志がサミット粉砕決戦そのものとして不眠不休で闘った。闘争を広範に押し広げるためにあらゆる闘いが組織され、法大救援会には1100筆をこえる抗議署名・メッセージと200万円をこえるカンパが寄せられている。
 学生の闘いに感動した弁護士の方々の献身的な闘いも、敵を追い詰めていった。そして、7回にもおよぶ勾留理由開示公判のすべてに勝利した!二つの法大裁判の戦闘的地平を引き継ぎ、当該と傍聴席が文字どおり”怒りの火の玉”となって裁判所を揺るがした。逮捕された学生の家族の感動的な決起もいたるところで生み出された。この闘いでグラグラになった権力は33人全員の起訴もできず、令状まで準備して「傷害」容疑で逮捕したにもかかわらず、ぶざまにも織田陽介全学連委員長を釈放せざるをえなくなったのだ。
 最後に。一切の勝負はマル学同1000名建設、とりわけ「階級の指導部」建設にある。われわれは11月労働者集会1万人結集に向かって、嵐のような法大解放闘争を爆発させ、必ず法大スト−全国大学ストをうち抜くことを宣言する。
 法大決戦は今夏〜今秋にかけて胸突き八丁の大激突局面に入る。資本の最悪の先兵と化した増田総長体制を、全法大生の怒りの決起で打倒しよう! 法大を世界革命の砦に! 獄中18同志と固く団結し、2008年を5・28〜29弾圧がエピソードとなるような胸躍る大激動の年にするぞ!