2008年6月30日

サミット粉砕 7・6札幌へ 6・29渋谷デモひき継ぎ職場と街頭の怒り結集しよう

週刊『前進』06頁(2349号2面1)(2008/06/30)

サミット粉砕 7・6札幌へ
 6・29渋谷デモの爆発ひき継ぎ職場と街頭の怒りを結集しよう

 われわれは、5月法政大大弾圧と起訴攻撃への怒りを爆発させ、法政大での38人の偉大な革命的決起をバネに、6・29サミット粉砕決戦に総決起した。職場・生産点、そして街頭にたぎる怒りの先頭に立ち、自ら怒りを爆発させて圧倒的な渋谷大デモをぶち抜いた。東京・渋谷から全世界に向かって帝国主義打倒=プロレタリア世界革命への熱烈な戦闘宣言を発したのだ。そして、いよいよ洞爺湖サミット開催を迎え撃とうとしている。動労千葉が呼びかける7・6札幌集会・デモへ全国から総結集し、帝国主義強盗どもを死の恐怖へたたき込もう。

 第1章 全世界人民の怒りの集中点G8サミット

 G8の帝国主義強盗どもが7月7〜9日、「環境サミット」などと称して洞爺湖に集まる。地球を破滅させるまでに強欲な利益追求と、資源・市場の争奪をめぐる争闘戦を繰り広げ、いよいよ世界戦争に向かおうとしている。全世界の労働者のスト、デモ、食糧暴動に世界革命の現実性を見てとり、「過激化する若者対策」と称して内への階級戦争と外への侵略戦争をさらに激化させようとしている。
 今やサミットは、総反乱を開始している世界の労働者人民の怒りの集中点だ。とりわけ日帝ブルジョアジーは、秋葉原事件に支配の崩壊を感じている。2000万青年労働者の怒りが絶望に向かうのではなく、希望を求め、実際の闘いに発展し、団結が生まれ、敵を鮮明にして、革命的行動となって爆発すること。すなわち秋葉原情勢が法政大のような闘いとなることを、死ぬほど恐れているのである。
 現に全世界の労働者は「サミット粉砕・新自由主義粉砕」で団結し、帝国主義打倒に燃えた一個の軍勢となって登場している。世界革命勝利へ向けてプロレタリアートの鼓動は激しく高まり、世界革命の現実性が切り開かれているのだ。

 第2章 世界の資源と市場を奪い合う強盗会議

 G8の帝国主義強盗どもが洞爺湖に集まる目的はそもそも何か。世界が直面している世界金融大恐慌、インフレ、食糧危機、失業・貧困、地球環境破壊などの解決策を見いだすためか。否だ! ふざけるな! そんなことはまったく不可能だ。これらの元凶は帝国主義ではないか。帝国主義の全世界的な打倒こそ、労働者階級にとっての唯一の解決策だ。労働者人民が生きるために、今こそ革命が必要なのだ。
 世界金融大恐慌は、金融機関の膨大な損失と赤字の底が見えない中で、ついに超悪性のインフレを生み出すにいたった。こうなったら最後、帝国主義間の利害調整などまったくできない。為替戦争が始まり、世界経済を分裂させ、1929年恐慌を上回る大恐慌に必ず発展する。だから帝国主義強盗どもは、他をけ落としても自分だけが生き残るために、世界の資源と市場の激しい争奪戦に突入しているのだ。「アフリカ開発」問題などその最たるものだ。
 サミットは、激しい帝国主義間争闘戦の坩堝(るつぼ)、労働者階級に戦争と新自由主義と地球環境破壊の攻撃をより激しく強制する場だ。労働者階級の怒りでサミットを燃やし尽くそう。
 洞爺湖サミットの主要テーマである「地球温暖化対策」とは何か。
 帝国主義者たちはCO2などの「温室効果ガス削減」で相互に対立しあいながら、結局は石油に代わる「クリーンエネルギー」と称して、原発・核開発やバイオ燃料政策を大々的に推進しようとしている。原発でひと儲(もう)けを狙い、世界を核戦争にたたきこもうとしている。しかも、CO2の「排出権取引」によって排出は続けるのだ。絶えざる生産力のアップと利潤追求第一の帝国主義に、温暖化対策などできるはずもない。
 「アフリカ支援」もふざけている。世界中の食糧を投機マネーで高騰させ、もともと貧困と飢餓にあえいできたアフリカの労働者人民を、餓死に追い込んでいるのは帝国主義ではないか。その虐殺者が「支援」を振りかざしてアフリカに侵略し、資源(石油やレアメタル)と市場を奪い尽くそうとしているのだ。

 第3章 階級的団結と国際連帯の力で世界革命へ

 イラク・アフガニスタン侵略戦争も、新自由主義の環である民営化攻撃も、失業や貧困も、インフレと食糧危機も、環境破壊も、すべてサミットに集まる帝国主義強盗どもがつくりだしたものである。帝国主義を打倒し世界革命をやる以外にいかなる解決もない。サミット粉砕闘争は、戦争と新自由主義と対決し、労働者の階級的団結と国際連帯で帝国主義を倒し、世界革命を開く闘いだ。
 国際階級闘争は戦後革命期をこえる決定的段階を迎えている。5月1日、アメリカのILWU(国際港湾倉庫労組)とイラク港湾一般労働組合がともに連帯声明を出して港を封鎖し、米からの軍事物資輸送を阻止する一方、イラクからの石油搬出を阻止するという画歴史的闘いが実現した。しかもこの闘いは、11月労働者集会をともに闘ってきたILWUローカル10などのランク・アンド・ファイルによって切り開かれたものだ。
 韓国では6月10日の100万人デモに続き、民主労総が7月2日の24時間ゼネストへ激しい攻防戦を闘っている。6月25日夜から26日未明にかけては、政府による米国産牛肉輸入再開の官報告示—発効に対して徹夜闘争が闘われた。ソウルには2万人の労働者人民が結集し、「イミョンバク退陣!」を叫んで激突、大統領府に肉迫した。
 韓国人民の決起を恐れ、ブッシュは予定していた訪韓を中止した。イミョンバク大統領は7月に訪日して、G8と一体で洞爺湖サミット拡大会合に出席する。粉砕あるのみだ! 新自由主義攻撃粉砕をかけて、闘う民主労総との団結をいよいよ固めて闘い抜こう。
 全世界で権力奪取の展望をもった凄まじい闘いが日々、闘い抜かれている。サミット粉砕決戦こそは、全世界で闘う労働者人民との最高の国際連帯闘争であり、階級的団結の拡大と世界革命の勝利をかけた闘いだ。
 資本主義・帝国主義との革命的な闘いから逃亡した塩川一派や、与田・平田らの醜悪な野合集団が、サミット決戦がプロレタリア世界革命へ発展することの圧殺と、革共同憎しの一点で敵対策動を行っている。これら反マルクス主義の転向集団を踏みしだき、サミット粉砕決戦の階級的大爆発をたたきつけよう。
 7・6札幌現地闘争へ! 法政大の闘いに続き、法政大のように闘い、職場と街頭から階級的怒りを総結集しよう。