団結ひろば 投稿コーナー
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第1章 日研総業本社を弾劾雇用打ち切り許すな 埼玉 小湊重明
「俺に仕事をよこせ!」「スキルがないからクビにするというなら、募集広告に『経験問わず』なんて書くな!」「秋葉原事件のKの恨みを俺が晴らすぞ!」
6月13日(金)、大田区西蒲田にある日研総業本社(日研第一ビル)に、青年労働者が怒りの声をたたきつけました。人材派遣会社日研総業は、一般合同労組さいたまユニオンの仲間であるOさん(35歳)に対して、3月25日をもって一方的に雇用契約を打ち切りました。仕事もアパートも奪って、路頭に放り出したのです。Oさんは、怒りに燃えて解雇撤回闘争を闘っています。
もともとこの日に行動を予定していたところに、6月8日の「秋葉原事件」。この大量殺傷事件の被疑者Kは、Oさんと同じ日研総業の派遣労働者です。資本の都合に合わせて労働者を使い捨てにする派遣労働は、青年労働者の身も心もずたずたにし、誇りも希望も奪ってしまう。10歳年下の青年Kのことは、Oさんには他人事ではないのです。日研総業と関東自動車工業、そしてトヨタにこそ責任がある。小泉・安倍・福田、奥田・御手洗こそ、秋葉原事件の責任者だ。Oさんの気合が、われわれにも伝わってきます。
昼休みで食事に出る労働者が、次々ビラを取っていく。周辺のビルで働いている労働者や地域住民の注目度は、前回3月21日以上でした。団体交渉の場で、Oさんに向かい「あなたにはスキルがない。能力がない」と言い放った大島(法務室主任)が、慌てふためいて3回も4回も出たり入ったり。前回は出てこなかった警察官が2人、自転車でやってきた。
その後JR蒲田駅前で情宣し、法大弾圧の勾留理由開示公判闘争へ、裁判員制度反対集会(日比谷)へと、食事する間もない1日でした。
第2章 獄中の仲間と連帯し仙台で元気にデモ 宮城 朝河秀彦
6月15日に「サミット粉砕!ワーカーズアクション MIYAGI」を開催しました。5・28〜29法大弾圧によっていつも仙台のデモを牽引する学生たちが逮捕されたことで、獄外で闘う学生や労働者が獄中の学生との連帯をかけて、当日に臨みました。
郵便局を雇い止めされた青年労働者が司会を行い、集会全体をぐいぐい牽引しました。
「私は革命したい。この間私に対する雇い止め攻撃と闘ってきたが、職場で団結はつくれると確信した。サミットなんか幻想だ。私たちに死ねという攻撃だ。ぶっつぶして当然。希望は団結だ」
発言では、雇い止めになった青年とクビをかけてともに闘った労働者、団結を求めて組合内の意見の違う人と激論を交わせるようになった労働者、非正規職である自分が一人の労働者として扱われないことに怒り闘う青年労働者がアピール。どの訴えも自分の職場で資本・体制内組合と激突して闘っている誇りと迫力に満ちていました。
集会のハイライトは学生の発言でした。「みんな逮捕され、初めてビラを作ったり、こうして集会で発言したりしている。何をやったらいいかわからない苦闘もあったが、学生やOBと団結してやっている。闘いに誇りを感じる。逮捕された学生はみんな元気だった。勾留理由開示公判に出廷して僕の顔をみた仲間は笑顔だった。弾圧は団結・決起を生み出している。6・29渋谷へ行って、サミット粉砕しよう」
また新たな革命家がここに生まれた!と誰もが実感した瞬間でした。
デモも右翼や警察が手出しできないほど元気にやりました。「サミット粉砕! ストライキ!」「ムカツク上司に一泡ふかそう!」「反乱おこそう! ストライキ!」「命令よりも義理・人情!」「御用組合いらない!」「東京デモでサミット粉砕!」「6・29シ・ブ・ヤ!」とコールしました。いざ6・29へ! 国家権力待ってろよ!
第3章 青年労働者と団結し法大ビラまきに決起 東京西部 菱田久美子
6月17日、法政大学のビラまきに3名の青年労働者といっしょに決起した。一人は自分の職場で社前ビラまきをやってから、一人は夜勤の前の時間に、また一人は仕事の昼休みの時間に駆けつけた。
「38人の逮捕が許せない、一緒に闘いたいからここに来た」「この弾圧は学生だけの問題じゃない、自分たちの問題だ。一緒にサミット粉砕の6・29に来てほしい」
人前でマイクを持って話したことのない青年労働者もマイクで訴え、ビラをまいた。
ジャージ部隊とも対決して「あんな暴力、大したことないな」と学生とがっちり団結した。
そのあと私たちは、勾留理由開示公判に参加した。単に傍聴者としてではなく、38人と団結する、絶対に取り戻す、という思いで参加した。
裁判所も一緒になって学生を弾圧している、こんなやつらが勾留をしている、と怒りが抑えられなかった。
しかし、私たちの怒りはこんなもんじゃすまない。私たちは闘って38人と団結した。職場から闘って絶対サミットを粉砕するぞ。
第4章 理由説明できぬ逮捕抗議したら「退廷!」 葛飾区教組 米山良江
私も17日の勾留理由開示公判を傍聴し、裁判官のあまりのひどさに驚きました。
なぜ彼らを勾留しているのか、なぜ共謀だと言えるのか。何も難しいことを聞いているわけではない。客観的事実をきちんと説明すればいいんです。だって裁判所は逮捕された学生たちを勾留している当事者なのだから。ところがまったく答えようとしない。はぐらかす。まったく説明義務を果たしていない。
弁護士は「行為が特定されなければ共謀ではない」と言ってましたが、実にそのとおりで、特定できないならすぐに釈放しろってことですよ。
それで私も「おかしい、説明すべきだ」と声を上げただけで退廷を言い渡されました。本当にこれが裁判所がやることかと憤りに堪えません。
全学連委員長の織田君が、いつもの笑顔で元気そうだったのが何よりです。逮捕された全員を取り戻すまでがんばりましょう。(談)
第5章 法大の“監獄化”暴く弁護士の奮闘に感動 三浦半島教組 佐藤江都子
学校での仕事を終えて17日の拘留理由開示公判に駆けつけました。何よりもあの青二才裁判官のでくの坊ぶりに尽きますね! 何ですかあの「お答えしない」「説明しない」ばかりのオウムみたいな受け答えは。国会議員が質問をはぐらかすときとか、根津さんに追及された都教委職員が言ってたこととほとんどそっくりですよ。権力の手先ってのはやっぱり似てくるんでしょうね。
傍聴の人たちが抗議の声を上げるのはあまりにも当然ですよね。裁判官はまるで学級崩壊を起こした担任みたいにおろおろしてたじゃないですか。あれで自分の良心に恥じないことをしてると思っているのか。
あと、法廷で居眠りしていた検察官も許しがたい! まじめにやれ。
かたや弁護士さんの奮闘ぶりには本当に感動でした。ある意味パーフェクト! 学生たちが警備員にケガを負わせたなんてまったくウソで、大学職員・警備員・ジャージ部隊こそが暴力をほしいままにしてきたこと、法大がまるで監獄のような現実であることが実によく分かりました。
法廷で久しぶりに見る学生さんたちの姿、元気そうで良かった。このすばらしい闘う学生たちがこれ以上1日でも獄中に入れられているのは許せません。全員奪還しましょう。(談)