河原井・根津さん 解雇させない会が集会 職場に怒り040不起立で団結
河原井・根津さん 解雇させない会が集会
職場に怒り040不起立で団結
「河原井さん根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」主催の「6・15のつどい/『君が代』解雇は止めた!みんなで話そうこれからを」集会が6月15日、東京・新宿で開催された。
根津公子さんへの「君が代」解雇攻撃を打ち破った闘いを次にどうつなげるか。この間の闘いを担い、また関心を寄せてきた120人の討論集会として実現された。
冒頭に2〜3月の都庁闘争の記録ビデオを上映、その時の感慨も新たな様子で根津さんが報告と提起を行った。
「あの日があんなふうに迎えられるなんて思いませんでした。本当にうれしかった。10・23通達の半分は骨抜きにした。後1年でこれをなくしたい。『君が代』解雇はなくなったという人もいるがそんなことはない。これは力関係の問題。緊張関係を持続してやっていこう」
第1章 職場の同僚が闘いを報告
解雇阻止に向けて教育労働者を先頭に職場で、全国で、そして世界で大きな連帯闘争が広がった。根津さんが勤務していた南大沢養護学校の同僚が都教委の締めつけの中で根津さんとの連帯の行動を次々に起こした。これを同僚の代表が報告した。
半年間の門前出勤、初めての職場での半年間の勤務の中で根津さんの闘いは同僚たちの連帯をつくりだしたのだ。
前年の勤務先の組合だった町田教組委員長は、「先日の組合大会で根津さんを組合員とし、さらに可能な限りの支援活動を行うことを決定した」と報告した。
今春、再雇用解雇となった葛飾教組の米山良江さんは、自分の不起立を都教委に突きつけて不起立拡大を呼びかけた。
「根津さんにだけ処分が集中し、不起立の私には処分がない。これは分断攻撃だ。この分断を許してはいけないと思った。職場には怒りがある。みんなで不起立をしましょう。その団結でさらに解雇を阻止しよう」
昨年の11・4労働者集会を契機にアメリカの教育労働者がものすごい勢いで主体的な連帯闘争を開始している。UTLA(ロサンゼルス統一教組)の支持決議からさらにCFT(カリフォルニア教組)での支援決議、その運動の中心のひとりであるアーリーン・イノウエさんがメッセージを寄せた。「みなさんの勝利は私たちの勝利です」
解雇させない会青年部が「この1年間、非常識と思われることをやって勝利した。次はストライキで解雇を阻止しよう」と発言。30人近くが発言する熱い討論だった。
最後に停職6カ月の処分を受けた河原井純子さんが「雑木林の決意」を語り、集会は熱気の内に終了した。