2008年6月23日

法大包囲の第3波デモ 織田委員長奪還したぞ! 不当起訴に怒り爆発

週刊『前進』06頁(2348号1面2)(2008/06/23)

法大包囲の第3波デモ
 織田委員長奪還したぞ! 不当起訴に怒り爆発

 5・28〜29法大闘争で逮捕された38人全員が、勾留満期22日間、完全黙秘・非転向を貫く大勝利をかちとった。6月18日には、5月28日に逮捕された織田陽介全学連委員長ら3人を、翌19日には、29日逮捕の19人を奪還した。5・28〜29サミット弾圧は粉砕された。
 獄内外を貫く一糸乱れぬ団結した闘いに、日帝国家権力は追い詰められ、15人の学生を起訴、1人を練馬鑑別所へ送る暴挙に出た。6月18日には、5・29法大闘争を闘った学生を警視庁は建造物侵入をデッチあげ令状逮捕した。断じて許せない! 「傷害」で起訴されたのは法大生の新井拓君と中島宏明君。「建造物侵入」は全学連副委員長の内海祐一君ら13人。
 「授業は支配!デモは解放!」と掲げた4・26法大第1波デモ、法大生O君の停学処分に「一人の仲間も見捨てない」と抗議集会を開いた文化連盟、当局・権力の暴力支配をうちやぶり階級的団結を身をもって指し示した5・29法大決起、これに続く文連のハンスト、38人の完黙・非転向の勝利! 団結がより強固に拡大した。全世界の労働者の怒りの決起と結びつくサミット粉砕の法大ストライキが、現実のものとなろうとしている。
 起訴された15人は法大決戦を先頭で闘ってきた学生ばかりだ。法大決戦に革命の現実を見た日帝国家権力の恐怖にかられたゆえの起訴攻撃だ。
 だが、その起訴攻撃も完全に粉砕されている。何よりも15人の革命の指導部を生み出した。そして彼らに続く決起が陸続と開始されているのだ。
 19日には、奪還された学生たちが仲間と再会。「仲間との団結、権力との非和解性を感じない日はなかった」「世界の労働者と同じ闘いをしていることを誇りに思う」「この仲間がいれば何でもやれる」 奪還された同志たちは勝利感にあふれ、誇りに満ちている。
 さらに「俺が支部キャップをやる!」「法大で闘う」「強大なマル学同を建設する」と決意が次々と語られた。学生戦線の新たな指導体制を直ちに確立し、猛然と6・29渋谷大デモへと闘いが始まっている。織田委員長は、「サミット決戦は半分勝利した。6・29で世界を変えよう。全学連や文連のような一歩も引かない闘い、団結にかけきる闘いを扇動しよう」と檄を発した。

 第1章 解放感あふれスクラムデモ

 「キャンパスに戻って参りました!」と逮捕された法大生の第一声。キャンパスは解放感に包まれた。
 翌20日の昼休み、文化連盟と3・14法大弾圧を許さない法大生の会の共催で第3波法大包囲デモが行われた。法大生と奪還された学生全員ら50人が法大正門前に結集し、15人への起訴に怒りを燃やし、弾圧粉砕の勝利宣言を発した。この日も厳戒態勢が敷かれたが、「団結して世界とつながるデモを法大、6・29でやろう!」の訴えに、校舎の窓に鈴なりとなって学生が注目した。
 「処分粉砕! 法大解放!」「団結拡大! 法大解放!」のコールでスクラムデモが打ち抜かれた。(関連記事3面)