2008年6月 9日

法大裁判 3被告が地裁を弾劾 ”弾圧は権力の敗北宣言”

週刊『前進』06頁(2346号1面3)(2008/06/09)

法大裁判 3被告が地裁を弾劾 
”弾圧は権力の敗北宣言”

 学生38人を不当に勾留している裁判所への怒りも爆発している。
 4・27法大弾圧裁判が6月3日、東京地裁で開かれ、新井拓君・友部博文君が出廷。5・28−29弾圧を徹底的に弾劾した。ガードマンへの「傷害事件」をデッチあげられ5月28日に不当逮捕された新井君。この日の裁判は留置場からの出廷だ。「身柄を拘束されたが取り調べがまったくない。逮捕時に裁判資料も全部押収。この裁判への妨害はなんなんだ!」----発言を制止しようとする裁判長を圧倒! さらに「これは暴行事件をめぐる裁判だが、法大では毎日、大学職員が『殺してやる』と言って学生に襲いかかっている。これを暴行と認定しないで、何が暴行裁判だ。5・28−29弾圧を支えているのが裁判所ではないか!」と断罪した。38人の逮捕にもかかわらず、満席となった傍聴席を見て「感動している。絶対にわれわれは勝てる」と勝利の確信を語った。
 友部君も「後輩が昨日からハンストに入った。ふざけた裁判は粉砕していく」と決意を述べた。
 翌4日には、10・17法大クラス討論弾圧裁判が東京地裁で開かれた。先月保釈された内田晶理君が「今回の弾圧は、学生の団結をつぶせなかった権力の敗北宣言だ。私はこの弾圧を、法大ストとサミット決戦の大爆発に転化する!」と熱烈な戦闘宣言を発した。そして安東祐希前学生部長を追及し、10・17弾圧が思想弾圧であることを暴き出した。東京地裁前では、38人の即時釈放を求める署名集めが連日行われ、次々と署名とカンパが寄せられている。
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