2008年6月 9日

法政大 サミット決戦へ大反撃 文連 “不退転で立ち向かう”

週刊『前進』06頁(2346号1面2)(2008/06/09)

法政大 サミット決戦へ大反撃 
文連 “不退転で立ち向かう”

 33人の不当逮捕から一夜明けた5月30日、怒りに燃えた法大生と全学連を先頭に反撃が始まった。法政大学文化連盟主催で戦闘的なキャンパス集会がかちとられた。
 「われわれはこの憎むべき権力犯罪に不退転の決意をもって立ち向かいます」と文化連盟執行部はアピールを発した。処分を辞さず、法大当局によるキャンパスでの拡声器使用禁止規制を打ち破り、次々と闘う法大生が発言。門前とキャンパス中央に結集した学生が一体となって法大当局を徹底弾劾した。逮捕された38人と文化連盟は固い団結をかちとったのだ。
 学生センター長・木原章らが弾圧のために現れるが、学生の激しい怒りの追及を前に消耗しきって逃げ帰るのみ。常日頃、学生に暴行を繰り返す弾圧部隊・通称「ジャージ軍団」も、まったく手出しできない。キャンパスは学生の怒りの炎でつつまれた。 
 無期停学処分と闘う久木野和也君は「不当逮捕を絶対に許さない。サミット弾圧そのものだ!」とサミット粉砕の法大ストライキを熱烈に訴えた。昼休み終了後、文化連盟は学生部に抗議文をたたきつけた。

 第1章 無期限ハンスト

 追撃はさらに続く。
 6月2日、文化連盟のS君が決死のハンガーストライキに突入。06年以来のべ83人の逮捕を徹底弾劾し、大学の暴力支配に抗議しての決起だ。
 4日昼休みには、ハンスト決起集会を開催。S君の「死ぬまでハンストする」という気迫は、木原ら職員を圧倒した。大学の暴力支配に対する怒りが次々と発せられる。
 「学生ホール解体、学友会本部団体解散、60カ所以上の監視カメラ設置。この尋常ならざる学生管理強化は許せない」「ジャージ部隊の全学連への暴行は思想弾圧だ!」。文連執行部O君への処分撤回、学生の自主活動禁圧への抗議など要求をつきつけた。
 この日は夕方にも集会を開催し、ハンガーストライキを激励。仲間を絶対に裏切らない文連執行部の団結はとても固い。
 5日昼休み、ハンガーストライキは72時間を経過。「この学生管理強化の先に何があったのか。戦前の歴史を繰り返すな」とS君は固い決意で力をふりしぼり訴えた。
 法大の恐るべき現実に目を背けて自由や人権を語る腐りきった教授たち...。5・29決起は資本主義への幻想を吹き飛ばし、積もりに積もった法大当局・帝国主義への怒りを解き放っている。
 サミット粉砕の法大スト情勢は日増しに成熟している。全国の学生は法大に総結集して闘おう。6・29怒りの渋谷大デモへ、職場・大学で猛然たるオルグ戦をやろう。