全国青年労働者交流集会in沖縄 青年労働者がパワーアップ “本物の団結をつくる”
全国青年労働者交流集会in沖縄 青年労働者がパワーアップ
“本物の団結をつくる”
6・29集会へ職場で闘おう
全国青年労働者交流集会in沖縄では、全逓、教育、自治体、交通、医療そして沖縄の民間労働者が発言に立った。職場闘争の実践のなかでつかんだ確信が語られ、会場全体で共有した。(1面参照)
第1章 闘えば必ず仲間ができる
「青年労働者交流集会はすごいパワーアップしている。感無量だ」(動労千葉・佐藤正和さん)
集会に結集したのは、資本・当局、体制内派と非和解で闘い、何より自分自身と格闘しながら職場闘争を実践して「パワーアップ」した全国の青年労働者たちだ。司会を務めたのも、「有給休暇を取ればボーナス査定にひびかせる」と脅す社長と闘い有休を取得し参加した合同労組の青年労働者だった。
今年初めて「君が代」不起立を闘った教育労働者。「職場の仲間から何を言われるか最後まで不安だった」とその心中を告白する。だが、卒業式でいざ不起立してみると、入学式前日に「明日どうするの? 頑張ってね」と同僚が声をかけてきた。職場に動きが出てきた。「闘えば仲間ができると確信した。不起立できてうれしい」と生き生きと報告した。
ファシスト橋下・大阪府政と闘う自治体労働者。職場で当局と激突した。自分の決起で職場の仲間がどう思うか心配だった。「僕が言いたいことを代弁してくれた」と励ましてくれる職場の仲間たちに、「逆に職場の仲間を信用しきっていない自分が露呈した」。信頼関係がより強くなった。以前は一番苦しいと感じた職場闘争が今では「一番楽しい」。
突然の雇い止めを受けた全逓労働者。朝礼で課長を追及し、ストライキを宣言。顔も見たことがない職場の労働者が課長追及にともに立ち上がる姿に「本当に労働者はひとつだと実感。職場こそ革命の火薬庫だ」。
資本・体制内派と非和解で自分が決起した時、隣の仲間が立ち上がった。団結を肌で感じてきた青年労働者は自己解放性に満ちていた。
第1節 沖縄の青年労働者が力強く
集会の結集軸として屹立(きつりつ)したのが沖縄の青年労働者だった。3・16イラク反戦デモを組合決定で取り組もうとしたが、思うようにいかなかった。「職場で本当に団結をつくりだしているのか」(民間労働者Aさん)。連日、夜遅くまで議論を重ねた。「動労千葉派として職場に登場し分岐をつくりだし、体制内派と闘う。職場の仲間を信じて原点に返ってやる」と発言したAさん。
本集会を呼びかけたBさんは合同労組の役員。直前に組合の中心的な仲間が脱退した。「自分のあり方を突きつけられた。一人ひとりの組合員と向き合って、一緒になってのりこえていく。これが本当の闘い。自分が変わることが世界を変える第一歩」と涙ながらに決意を固めた。沖縄の青年労働者の団結が固まった。沖縄に階級的労働運動の結集軸が立った。
「落ち込んだり、悩んだりしてきた。しかし、仲間がたくさんいる。みんな闘っていると思って、前を向いて一からやり直す」(Bさん)。全国で同じように格闘する仲間との団結があるから闘える——「革命の火薬庫」は資本・当局と労働者が正面から激突する自分の職場にこそある。革命の火薬庫・沖縄と職場がひとつになった。
第2章 階級の指導部への飛躍を
「あらゆる職場に職場闘争委員会を」——医療労働者はサミット決戦の方針を端的に提起した。
職場闘争委員会とは「本物の団結の結集体。職場の実力闘争をかちとって職場の枠を越えて団結する本物の執行部」。自分たちが「本物のリーダー」つまり階級の指導部へと飛躍することだ。「労働者が絶対に立ち上がると信じきること。迷った時に労働者の団結にかけきること。労働者こそが世の中を動かす主人公だと信じきること。さらに新たなリーダーを生み出すこと」である。
「今こそ団結し、労働者一人ひとりが主人公となるその日まで闘っていきましょう!」と力を込めた交通労働者の発言。
第1節 「職場権力を取る」闘いへ
彼をオルグした職場の先輩は「後輩の決起に確信を持ちきれていなかった。古い自分は、彼の決起によって打倒された」と決意を新たにした。「決起した仲間とともに職場権力を取る」
「隣の仲間に闘いを呼びかけて、方針を出す」(教育労働者)。「動員を単に増やすことが組織化ではない。社会変革の主人公としての一人ひとりの決起をともに喜びあえることが本当の組織化」(自治体労働者)。「労基署は雇い止めが合法的という。法律ではなく職場の仲間との団結にかけきる以外にない」(全逓労働者)。オルグとは、仲間とつながり団結すること。青年労働者交流集会は「本物のリーダー」を生み出す大きな一歩となった。