2008年5月12日

4・25法大 1000人集会革命始まる “授業は支配、デモは解放”

週刊『前進』06頁(2342号5面2)(2008/05/12)

4・25法大 1000人集会革命始まる
 “授業は支配、デモは解放”

 4月25日、法大で革命が始まった。最高に“危険”で、楽しい1000人集会とデモを法大キャンパスでぶち抜いた。これが学生の力だ。この力で法大ストライキ−全国ゼネストに突き進もう!このストライキは激突型、激動型ストライキであり洞爺湖サミットを爆砕し資本主義をぶっ倒す団結拡大ストライキだ。
 4月法大闘争の全過程をとおして法大当局、国家権力にとって何が「危険」なのかが完全にはっきりした。それは学生がこの資本主義に怒りを燃やし、団結して立ち上がることだ。学生が団結した瞬間に、大学の支配、資本主義の支配など一秒も成り立たなくなる。そりゃあ危険だ! しかし、残念だったな、法大当局の諸君! いくらお前らが恐怖に駆られて弾圧しても、法大生の怒りと団結は増すばかり! 学生は当局・国家権力との非和解性がはっきりすればするほど、怒りを爆発させ元気になって、団結を強化・拡大する。お前らよりも百倍も千倍も人間的存在なのだ。

 第1章 学生の怒りが解き放たれる

 25日は朝から、学生センター長の木原章教授を先頭に「学内者でも学外団体のビラはまかせない」とビラを奪ってきた。ガードマン体制も強化された。排除専門の職員も早朝から厳戒態勢。正門前での情宣に対しては、「授業妨害だ」とトラメガを奪おうとする。公安警察も一体となって介入してくる。7月サミットに向けた最大の焦点が法大ストライキ阻止のただ一点にあるのだ。
 こうした弾圧態勢を打ち破り、昼休み開始前からキャンパス中央に学生が集まってくる。ここから、キャンパスは完全に学生のものになった。被処分者の発言から集会が始まった。みんなが発言に集中している。被退学処分者の内山佳久君がマイクを握り訴えた。「危険なのは私たちだけではない。3万法大生が危険な存在です。私たちが従わなかったらこんな社会は終わるんだ!」。さらに法大生のアピールが続いた。すると木原が発言者にマイクを奪うため襲いかかった。その瞬間、学生の怒りが爆発した。「木原、ふざけるな!」と被処分者を始め学生が次々と正門からキャンパスに突入し、ガードマンや職員との肉弾戦が始まった。キャンパス内からは「デモに行こう!」と呼びかけが起こる。木原に怒りをたたきつける学生も出てくる。集会人数はさらに増えた。
 追いつめられた法大当局は正門を完全に閉鎖し、職員らが「人生をダメにするから、早く教室に戻れ!」「(集会を)見るな! 目を合わせるな!」「こいつらは人さらいだ!」などと叫ぶ。学生を団結させないために必死だ。しかし学生はさらに集まり、織田陽介全学連委員長のアジテーションがキャンパスに響き渡る。門の閉鎖やガードマン、職員の存在もまったく関係ない。ひとりの学生への攻撃に対する怒りで、学生が完全に一つになったのだ。国家権力もまったく弾圧できない。これが団結の力だ!
 この怒りと高揚感はデモにも引き継がれ、街頭の労働者と圧倒的に合流した。デモ隊がキャンパスに戻ってくるまで待っていた学生も多数いた。第1波法大包囲デモは、全世界で開始された労働者人民の革命的闘いと一つになった。大勝利だ。

 第2章 大学のあり方全否定し団結

 4・25法大包囲デモの大爆発とともに、学生団体をめぐる攻防にも大勝利している。法大当局による団体つぶし−団結破壊攻撃を打ち破り、08年度の闘うサークル団体執行部を打ち立てた。体制内執行部を完全打倒し、3万法大生の闘う指導部をついに生み出した。
 これらの勝利はいかにしてかちとられたのか。学生と資本・当局との非和解性を徹底的にはっきりさせて一歩も引かずに連日激突し、敵の支配をガンガン浸食し、それをふまえて宣伝・扇動してきたことだ。大学のあり方など全否定する。授業時間にビラをまく、訴える。この闘いが「授業は支配! デモは解放!」のスローガンを生み出した。これが学生にからみついた支配の鎖を引きちぎり、仲間と団結する自己解放のスローガンだ。重要なのは、言葉だけではなく実践することだ。
 富山大弾圧の起訴攻撃は4・25の大爆発に対する反動であり、サミット弾圧そのものだ。処分・弾圧を糧にして、4・25で始まった団結を圧倒的に拡大させよう! 富山大も、全国大学も法大化させよう! 法大生は5月沖縄闘争に立ち上がり、サミット粉砕のストライキをぶちかまそう!
 (マル学同中核派・法政大学支部)