2008年5月12日

サミット粉砕し世界革命へ! 法大を先頭に全国ゼネストを5・15沖縄で学生は団結しよう 革共同中央学生組織委員会

週刊『前進』06頁(2342号5面1)(2008/05/12)

サミット粉砕し世界革命へ!
 法大を先頭に全国ゼネストを5・15沖縄で学生は団結しよう
 革共同中央学生組織委員会

 ついに法大から革命が始まった。われわれは青年労働者、動労千葉、そして日韓米労働者の闘いと一体で、世界革命の扉をこじ開けている! これは06年3・14法大弾圧以来2年、全国学生が法大決戦で団結してきた勝利だ。何より内田君(法大弾圧)、武藤君(富大弾圧)とともにかちとってきた勝利だ。学生は全国ゼネストで洞爺湖サミットを粉砕する! 全世界で決起する労働者階級とともに世界革命を切り開く。今こそ動労千葉のように闘って世界革命をやろう。

 第1章 権力・当局と激突し仲間との団結拡大

 4月新歓闘争の最大の総括は、法大を先頭に全国の大学で意識的・積極的に当局・権力と絶対非和解で闘い抜き、大学当局も国家権力も圧倒する仲間の団結をつくり出したことだ。逮捕・起訴と闘い団結を拡大する富山大。自治会委員長に対する不当処分と闘い、ILWU(国際港湾倉庫労働組合)との連帯ストに立った東北大。学生は怒り、団結を求めている。全国大学でストライキに向けた展望をつかんだ。4月決戦は大勝利だ。
 4月25日昼、法大キャンパスに1000人の学生が集まった。「立ち止まるな!」「教室に帰れ!」と叫びまわる教員たち。慌てふためく暴力職員。逮捕なんてできやしない警察権力。分断や競争を拒否し、学生が団結した瞬間、国家権力も大学当局もまったく無力だ。学生の団結がキャンパスを解放し支配した。
 法大では連日、処分・逮捕を恐れず、権力・暴力職員と激突し、一歩もひかず闘い抜いてきた。この激突をとおして闘う仲間同士が毎日、敵を圧倒する団結をつくり出してきたことが勝利だ。
 闘う学生に襲いかかり「このフリーター!」と叫びたてる「キャリアセンター(旧就職部)」の責任者。法大当局にとって「フリーター」は侮蔑(ぶべつ)の言葉であり、人間ですらないのだ! ふざけるな! トラックのコンテナにまるで商品のように詰め込まれて運ばれていく違法派遣の実態。指を骨折しても、「仕事をしないと生きていけないから従うしかなかった」と労災申請すらできず働き続け、体に「障害」が残り、生活保護を受給するしかなくなった青年派遣労働者。資本にとってはどれも「自己責任」だ。法大当局はこうした現実を十分知りながら、「資格を取って差をつけろ」と学生を脅しつけている。「フリーターになったら終わりだ、それはお前の責任だ」と言いたいのだ。とことん競争させ、学生の人間としての共同性と誇りを奪い尽くす。これが法大の姿だ。資本が現場でやっていることを、大学でやっているのだ。
 同時に許せないのは、激突を圧殺・黙殺して平然と授業を行っている教授連中だ。何が「自由と進歩、自立的・批判的精神を持つ人材育成」(増田総長)だ。団結こそ最高の批判であり、最高の真理であり、最高の教育だ。階級激突がキャンパスのど真ん中で行われているのに、これを抑えつけ、黙殺して行われる批判も学問も授業も、すべて学生に資本の奴隷になれということでしかない。それを教授連中が身をもって実践している。大学や教授の名を語っているだけに、とんでもない腐敗だ。 
 しかし、この連日の激突こそ、学生を縛る資本の論理のすべてを否定し、300万学生、2000万青年労働者の怒りを最先端で体現した激突だ。そして分断をぶち破り、仲間と団結していく激突だ。この力が1000人の団結を生み出し、キャンパスを解放しているのだ。
 ストライキこそ当局と最も非和解に闘えるがゆえに、最高に団結できる闘いだ。全国学生は、資本・当局、体制内運動とあいまいさなく激突し、ゼネストで最高の団結をつくり出そう。

 第2章 世界労働者と結ぶILWU反戦スト

 すごい闘いが始まった! 11月集会に結集し、ともにスクラムを組んだILWUの仲間が、感動的闘いをぶちぬいた。米西海岸の支配権を握る2万6千人の労働組合が、5月1日のメーデーに8時間ストライキを決行。港湾、倉庫のすべてがストップした。「2008年を戦争を止める年に!」「平和がなければ働かない」——彼らが掲げるスローガンだ。何よりも彼らの誇り高い顔。処分恫喝にも屈せず、現場労働者からの突き上げで本部を動かし、ストを貫徹した。教育労働者はILWUに連帯し反戦授業を行った。ストには他労組員、移民労働者、学生なども合流した。コミューンがいくつも生まれた雰囲気だ。
 何より感動的なのは、イラクの港湾労働者が1時間の連帯ストに立ち上がったことだ。彼らは「われわれ労働者だけがより良い世界をつくることができる」「われわれの闘いの勝利のために手をつなごう。カリフォルニア港湾労働者万歳」と呼応した。
 これが戦争という血の分断をぶち破る労働者の団結だ。これが資本とも、国家とも、戦争とも非和解で闘い抜いた時に生まれる団結だ。これが白人・黒人・ラティーノ、正規・非正規という分断をぶち破った労働者の姿だ。アメリカ労働者階級は、社会の破壊の限りを尽くしながら没落する資本主義体制に対して、ただ一点、団結を武器に立ち上がった。
 ILWUのストライキは動労千葉がともにつくり出し、法大闘争とともにある。全国大学での当局や体制内派との激突は、世界の労働者階級の決起と一体であり、全国学生ゼネストもその一環だ。これこそ世界革命に向けた闘いなのだ。

 第3章 階級的労働運動で基地を撤去しよう

 5・15沖縄闘争は、サミットをぶっ飛ばす決定的な闘いだ。沖縄米軍基地こそ、本土と沖縄の労働者階級、また日本とアメリカの労働者階級を分断するものだ。しかし、沖縄・本土、アメリカの労働者階級が団結すれば、米軍基地も、日米安保も、サミットも一発でぶっ飛ばせる。
 動労千葉派=11月集会派の登場こそ決定的である。9・29沖縄12万人県民大会で爆発した沖縄労働者階級の怒り。港湾ストライキに立ったアメリカ労働者階級の怒り。これを一つにしているのが動労千葉であり、11月集会派だからだ。
 さらに階級的労働運動の団結で辺野古新基地建設を絶対に阻止しよう。職場での階級的団結が資本も基地もぶっ飛ばす力だ。動労千葉とILWUストライキや法大決戦がこのことを鮮明にしている。何よりも70年闘争で沖縄基地労働者は、「死すべきは基地だ。労働者は死んではならない」という革命的スローガンで米軍の銃剣と闘いながらストに立った。だからこそ沖縄の青年労働者は「労働運動の力で基地を撤去しよう!」「労働者のストライキで基地を撤去し、新基地建設をぶっとめよう」と訴え、3・16全世界一斉デモを闘い、12万人決起の地平を発展させる闘いを開始したのだ。この闘いが体制内的なものを突き破る激しさを持っているがゆえに、体制内労働運動、市民主義との激しい党派闘争が始まっている。この勝利の中に沖縄労働者階級の勝利がある。
 動労千葉に学び勝利してきた学生こそが「動労千葉のように闘えば勝てる」という路線を鮮明に5・15闘争に決起し、沖縄の青年労働者と一体となって、階級的労働運動の力で、沖縄・本土の労働者階級の団結をつくり出し、新基地建設をぶっ止めよう。

 第1節 4大産別先頭に5-6月攻防へ

 プロレタリア世界革命が勝利する時代がやってきた。われわれの革命への執念と固い団結が革命を手繰り寄せる情勢が来た。全世界の労働者階級の中軸に11月集会派=動労千葉派がいることに革命の現実性がある。サミットに向けた5−6月攻防こそ大決戦だ。
 サミットでは、何よりもアフガニスタン・イラク・イラン問題で戦争と植民地支配をめぐって帝国主義が激しく激突する。さらに「食糧問題」も重要課題とされている。これも誰が世界の食糧を支配し、それをも使って勢力圏を確保し、利潤を得るのかということでしかない。帝国主義は世界金融大恐慌の現実化を前にして、ますます矛盾を爆発させるだけだ。労働者階級がより激しく暴動闘争に決起することは間違いない。だからこそサミットに向けて帝国主義者どもは全世界の労働者階級の決起、その中軸にある動労千葉派=11月集会派の圧殺に全力をあげてくる。
 これこそチャンスだ!サミット粉砕に向けた5月決戦は、あいまいさなく4大産別を先頭にして資本・権力と徹底的に非和解でやりあう決戦だ。階級的労働運動路線で闘う青年労働者、動労千葉を軸に全世界で闘う労働者階級と一体となって、無数の革命の拠点を全国大学に生み出そう。法大決戦に全国学生は立ち上がろう。すべての学生は、マル学同中核派に結集しよう。