日誌 4月23日〜5月6日
日誌 4月23日〜5月6日
米海兵隊「誤爆弾、回収しない」/福田内閣支持率が20%を割る
●大間原発に設置許可 経済産業省は、Jパワー(電源開発)の大間原子力発電所(青森県大間町、改良型沸騰水型炉)の設置を許可した。日本が保有するプルトニウムの消費を主目的としており、炉心にウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料を100%入れられる「フルMOX」タイプの世界で初めての原発。3倍のプルトニウムを燃やせる。(23日)
●3機のF15が未明に離陸 米空軍嘉手納基地のF15戦闘機3機が、機体更新のため米本国に向け離陸した。基地周辺では、夜が明けないうちに爆音が響き渡り、通称「安保が見える丘」では最高96デシベルが計測された。(23日)
●海兵隊「誤爆弾、回収せず」 米海兵隊ハリアー戦闘攻撃機が4月9日に久米島北方の鳥島射爆場の訓練区域外の海に250㌔爆弾の実弾2発を誤って投下した事故で在沖米海兵隊報道部は、「海兵隊は(投下した)爆弾を回収するつもりはない」と述べた。沖縄県は誤投下した爆弾の引き揚げ回収を求めていた。(24日)
●前科免責入隊が急増 イラク戦争による兵士不足を補うため、米陸軍と海兵隊が殺人や強盗などの犯罪歴のある者を免責して07年に入隊を許可した数が前年に比べて急増していたことが分かった。米国防総省が開示した資料によると、07年の重罪の犯罪歴を持つ者への入隊許可数は陸軍が511人(06年249人)、海兵隊が350人(06年208人)とそれぞれ急増した。両軍合わせた主な内訳は、窃盗248人、麻薬などの保持や使用は130人、加重暴行が87人、レイプが9人、テロ脅迫が7人、殺人が3人など。空軍は、犯罪歴のある者の採用を認めていない。(27日)
●衆院山口2区補選で民主、大差で勝利
後期高齢者医療制度や道路政策が問われた衆院山口2区補選が投開票され、民主党が2万票余の大差をつけて自民党から議席を奪い返した。(27日)
●福田内閣支持が20%に ガソリン税の上乗せ法案の衆院再議決を受けて、朝日新聞社が実施した全国緊急世論調査(電話)によると、上乗せの復活に「賛成」は22%、「反対」は66%だった。福田内閣の支持率は20%で、発足以来最低だった前回4月19、20日調査の25%からさらに下落した。不支持は59%(前回60%)だった。(5月1日)
●次世代ミサイル防衛、多弾頭を導入 日米両政府が共同開発中の海上配備型ミサイル防衛の次世代型迎撃ミサイルに関し、弾頭が複数に分かれる多弾頭の導入を日本が了承していたことが分かった。日米関係筋が明らかにした。米下院軍事委員会が昨年5月、多弾頭型への変更の条件に日本の同意を掲げたため、今回の同意で、米国による多弾頭型ミサイルの開発は本格的に進むことになる。(2日)
●9条改正、反対66% 3日の憲法記念日に合わせて、朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)によると、憲法9条を「変えない方がよい」との回答が66%にのぼり、「変える方がよい」の23%を大きく上回った。憲法改正が「必要」とする人は56%いるが、その中で9条改正を支持する人の割合は37%にとどまり、54%が「9条は変えない方がよい」と答えた。調査は4月19、20日に行われた。(3日)
●F15、11機が未明離陸 米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機など計11機が、同基地を離陸した。飛行ルートの真下に当たる北谷町砂辺では112・1デシベルを計測した。同基地では4月23日にも未明離陸が行われたばかり。3日にもF15戦闘機など計11機が米アラスカでの演習に参加するため同基地を離陸した。(2日)