法政大 サミット粉砕ストへ驀進 当局と激突、新入生と合流
法政大 サミット粉砕ストへ驀進
当局と激突、新入生と合流
第1章 「団結と革命」を訴えるビラ
法大新歓闘争で法大支部はあいまいさなく革命を語り、当局と非和解で激突し、新入生とつながっている。当局が「危険なサークルに注意」なる文書を配布し、闘う学生をキャンパスから排除して、暴力的に団結を破壊しようとするのに対して、「学生は団結して革命やろうと訴えているのだから、危険だよ、そりゃ!」と突き抜けて勝負して増田体制に勝利している。
「団結しよう」と呼びかけるビラをまきつつ、教職員による暴力的襲撃をも団結に転化するアジテーション——。学生を前に、当局との激突を避けたり隠したりするのではなく、妨害をのりこえて学生とつながり始めている。弾圧を恐れず、革命への信念を貫く団結と情熱に、資本主義に未来など見いだせない学生は熱烈に感動し、合流を開始している。
激しく登場すればするほどつながれる。何を巡る激突なのかを鮮明にするほど団結は深まる。学生団体の活動を妨害する文書や強制排除などを逆に焦点化し、これが「戦争か革命か」「資本家の立場か、労働者階級の立場か」「奴隷の道か、プロレタリア解放の道か」「分断・競争か団結か」を巡る激突なのだと周りの学生に訴える。「世界金融大恐慌が始まった。革命情勢だ。ストライキで闘おう」「分断ぶっ飛ばして団結しよう」の訴えが確実に学生に入っている。まさに「資本家の時代は終わった。おれたちに権力よこせ」の訴えが決定的だ。
勝利しているのは学生だ。45人の逮捕、3人の起訴をも糧にした学生の団結が平林前総長を倒した。
法大当局よ。「社研の非公認化」なんてわかりやすすぎる。戦前とまったく同じだ。「社研切り捨て」に怒る学生団体全体の非公認化も結構な話だ。非和解性がはっきりするだけ革命に近づく。この自らつくり出した革命情勢に平林は敗北したのだ。06年3・14で法大から革命家をたたき出し、団結の一掃を狙った平林は、逆に団結の強化・拡大によって打倒された。
退学・停学処分も本人たちが一切従わず、法大3万学生が承認していない中で、命令として成り立っていない。暴力職員・ガードマンによる排除で貫徹しようとも、逆に被処分者を先頭に団結が生み出されてきた。
命令など、学生が団結した瞬間に何の意味もなくなる。当局・国家権力にとってこれほど危険なことはない! 平林とともに打倒された安東前学生部長は、新入生に向かって妨害文書をわざわざ読み上げ、学生の決起によって打倒されたことを吐露している。
「ビラを受け取らないで下さい」と一枚のビラに恐怖しているのが増田新体制だ。「真実が書いてあります。団結してしまうから読まないで」ということだ。そんな彼らにはせいぜい国家権力をはりつけ、暴力職員を増員することしかできない。それこそわれわれのチャンスだ。増田はさらに「全学連にご用心」なる文書を教職員に門で配らせた。また連日校内放送で「ご用心」文書を読み上げている。全学連の宣伝ありがとうということだ!
第2章 学生団体巡る攻防が大前進
この間の学生団体の存続を巡る激闘的攻防は、革命的団結を生み出している。当局のたたみかける攻撃の狙いは、学生に絶望を強制するということだ。「しょせん学生には力がない」と思わされてきた。しかし、問題は学生に力がないのではなく、体制内派執行部が「戦闘的」言辞を弄(ろう)しながら屈服し、闘いを抑圧してきたことにこそある。
サークル員の怒りに火をつけろ! 「闘っても勝てない」という意識を植え付けてきた体制内派をぶっ飛ばす団結と闘いが、革命家の存在と闘いから開始された。全世界の労働者と団結して、腐りきった資本主義を根本から覆して生きようと呼びかける存在が決定的なのだ。その立場で闘う学生共産主義者、階級の指導部を陸続と生み出すことが勝利の道だ。学生団体廃止絶対反対−本部室明け渡し絶対阻止で団結すれば学生は勝てる。
第3章 4・25に第1波法大包囲デモ
世界が革命情勢だからこそ、隣の仲間に団結を訴えるアジテーションが決定的だ。法大の就職率は40%。この現実を前に、教授連中は「資格を取れ。能力を身につけろ」としか言わない。隣の仲間を蹴落とせということだ。いいかげんにしろ! 資本主義を前提にした未来など幻想だ。そんなものは学生に必要ない。大学で必要なのは真実であり、団結だ。
社会を動かしているのは労働者、大学の主人公は学生だ。「学生はモノじゃない」と団結したとき資本主義を終わらせることができる。世界を変えるのは仲間を裏切らない団結だ。
全国の闘う仲間のみなさん! 法大生はサミット粉砕ストへ向け、文字どおり内乱的激突を開始した。さらに激しく闘い、団体本部室明け渡し阻止、新井君・友部君裁判と内田君裁判、そして4・25第1波法大包囲デモで増田体制を打倒する。今こそ動労千葉のように闘おう。あらゆる分断をぶち破り、マルクス主義者の執念で革命をたぐり寄せよう。
(マルクス主義学生同盟中核派・法大支部)