前進経営局からのアピール 組織拡大の本格的開始を
前進経営局からのアピール
組織拡大の本格的開始を
世界革命へまず数万の読者網
革命は自ら切り開くものである。階級的労働運動は、権力・資本・体制内労働運動との連日の攻防である。この闘いの中で労働者の団結が「ひとつの生き物」のように生まれ、自己を主張する。この闘いを本気になって担い、心躍らせ、変革すべきものを変革し、打倒すべきものを打倒して、本物の団結をつくろう。白熱的実践とはそういうことである。白熱的実践を24時間×10日間闘えば、10年間変えられなかったことを変えることができる。そこにはあいまいなもの、妥協的なものやごまかしは一切ない。団結と変革を求める激しい闘いがある。3・16を闘ってついにわれわれはここまで来たのだ。
第1章 世界は革命情勢だ!マルクス主義実践を
ここにマルクス主義の生きた実践がある。多くの地方、地区の闘いの前進がある。そのひとつである首都圏の地区の闘いを報告したい。
「労働者、そして労働組合には、現場を変革しさらには時代を革命する力がある!」
——これはある地区集会の基調報告のタイトルである。この基調報告は実行委員会の共同作業によって作成されたものだ。以下、その要旨を紹介したい。
(1)労働者は資本に雇用されているという一点において、共通の敵と向き合っている。
労働者は、雇用された時から利潤を生み、資本を再生産する労働力商品として扱われる。
しかし、労働者はあらかじめそのような自覚をもっておらず、団結しているわけでもなく、矛盾や憤り、悩みを抱えている。
(2)資本と非和解的関係を堅持した労働組合でなければ、労働者の団結を組織することはできない。その団結はいかにつくりだされるのか。資本との非和解的闘争の中でしか団結はつくりだせない。
労働者は本来階級としてひとつの存在であり、その団結で階級としての自己を解放する力を持っている。「団結の究極の拡大が革命」なのである。現在こそ社会を革命するチャンスである。
(3)個別労働組合から地区的合流を開始しよう。労働組合は、職場・職種・産別の違いを越えて団結しよう。社会を革命する労働者の地区の拠点として、格差社会の中で苦闘する多くの青年労働者に限りない勇気を与える闘いの結集軸となろう。指令部、あるいは団結軸として「地区労」の萌芽を08春闘で創りだそう。
——こうした鮮烈な決意のもとで職場闘争委員会が生まれた。ある青年労働者は次のように語っている。
「青年が闘わなければ生きていけない中で、革命をやりたいという切実な思いから生まれた団結体。組合の壁を越え、1人の問題、ひとつの組合の問題をみんなで一緒に考え、悩み、討論し、時代のうねりをとらえて闘う新しいスタイルの運動体である」
その実践は第一に、これまでの地区党の団結を問い直した。
青年労働者がプロレタリア革命に見合った地区党の団結、職場細胞の団結を求めた。
階級的労働運動を現場で担い、もがき苦しんでいる青年労働者の鼓動や息遣いに共鳴することのできない労働者同志、常任同志の変革を激しく求めた。
これらの実践は第二に、職場での闘争のあり方を鋭く問い直すものであった。
われわれは階級的労働運動路線のもと、プロレタリア革命をあいまいにした労働運動はやらない。プロレタリア革命にみあった団結を提起し、つくり上げる。これは労働者内部にいったんは激しい分岐を生みだすが、実はこれが決定的に重要であり、ここにこそ勝利の展望があるのだ。
第2章 職場闘争委を水路に階級の指導部建設へ
こうして生みだされた職場闘争委員会とは、現在的には地区労的形態をとりつつ、「労働組合・党・ソヴィエト」の一体的推進の原基形態であり、プロレタリアート独裁の場所的意識的実現という、きわめて創造的形態をもったものである。
それ自身の発展として階級的団結を総括軸としつつ、絶対反対と組織拡大を一体的に闘い抜いていくものとなっているのだ。
それは地区党と労働者細胞の変革を絶対的に求め、ソヴィエトへの展望を持つ地区労的団結へと発展していく。青年労働者と古参の党員の一体化を求め必死で闘い、ここまで到達してきた。
階級的労働運動の実践=階級の指導部建設と組織建設論。それは労働者階級の要求として、闘争と団結の武器として機関紙を自らつくり、広め、労働者細胞を建設する闘いを求める。
マルクス主義の労働者党の機関紙は、時代認識で団結し、正しい思想と路線で団結するための武器として必須不可欠だ。そして団結の最高形態としての労働者党—労働者細胞を、労働者階級自身の欲求として生み出すものになる。職場闘争を闘い、体制内労働運動との非妥協的対決を貫く闘いにとって、さらにマルクス主義の学習・細胞建設にとって、階級の機関紙は絶対に不可欠である。
数万部の機関紙網の建設こそが11月労働者集会1万人結集の道である。
プロレタリア革命は、プロレタリアートの目的意識的闘いなしに実現しない。機関紙活動こそ、最も目的意識的な活動である。計画的実践だけが実現することができる。この活動を自己の正面任務として生き生きと実践しよう。われわれは「党の革命」をとおして、機関紙活動を階級の死活の要求とするところまで闘いを前進させてきたのである。
第3章 血債主義との対決で新規の読者が1割増
その対極で塩川一派は革命に恐怖して、革共同から脱落・逃亡した。塩川一派との闘いは実に価値創造的闘いである。われわれは塩川一派と闘って、2000万青年労働者と結合することができたのだ。
「7月テーゼ」は、血債主義・糾弾主義を克服して7・7思想を再確立し、プロレタリア自己解放論とマルクス主義・共産主義を据え直した。塩川一派との闘争をとおして血債主義・糾弾主義の克服は一挙に前進した。
血債主義・糾弾主義の最大の誤りは、労働者階級の本質的な革命性を否定して、逆に労働者階級への不信と絶望を組織し、実践的には階級的団結の強化ではなく、その破壊しかもたらさないところにある。実際にそこに行き着いた。逆に、血債主義・糾弾主義の克服の闘いこそが、階級的労働運動の弁を一気に解き放ったのだ。
中国・四国地方委員会は、「広島問題」の直接の当該として、血債主義との闘いをやりぬいた。これが「党の革命」そのものだ。中国・四国地方委員会は、06年の3・14から労働者党への移行を全力で闘ってきた。そうした中で「7月テーゼ」が出た瞬間に、全国部落青年戦闘同志会の一部指導部である革共同からの脱落分子が、学生戦線に差別事件をデッチあげ、労働者自己解放闘争に敵対してきたのだ。
これとの闘いは、プロレタリアート独裁権力として党を純化していく闘いだ。地方委員会から血債主義者と塩川一派をたたきだした。青年労働者、学生を先頭に古参党員も決起した。かつてない熱い団結が生み出された。
これをつくったのは「広島問題」での勝利だった。これが3・16闘争の高揚を生みだした。党が変わった。党の自己飛躍の闘いであり、党の革命そのものだ。
この中で『前進』購読数は既存の読者は1割減ったが、逆に新規読者を1割増やした。「広島事件」デッチあげの首謀者Iは、部落解放同盟全国連合会の同盟員を、実際には全然オルグしていないのに、偽って『前進』読者に登録していたことが分かった。こんなデタラメな組織活動で自己を防衛し、学生戦線を屈服させ、革共同を屈服させようとしていたのだ。
11・4集会の参加者とオルグ対象者全員に『前進』を渡し、定期購読にする方針を実践した。日々のオルグに『前進』を使い、11・4闘争と訪韓闘争の報道号、新年号をセットで渡し、青年労働者・学生を中心に大きく拡大した。ある大学支部の再建もかちとった。
第4章 目的意識的な機関紙活動で数万の読者を
以下はA地方B委員会の機関紙活動の目的意識的実践の報告と教訓だ。
この地区では、地方委員会、県委員会、地区委員会で機関紙を中心とした基本会議に努力した。
さらに青年労働者の交流集会実行委で『前進』をそのまま活用(読み合わせ)した会議を行った。十分に活用できることが明らかになった。
一方で路線論文(08年1・1アピールや3・14アピール、中央労働者組織委員会論文など)の重要性を確認し、徹底活用した。他方で、マル青労同と全学連の最先端の宣伝・扇動の重要性を確認した。
今後の方針は、地区党からの投稿の一層の強化だ。拡大についての抜本的強化は、職場闘争と一体の階級的リーダーづくりを、内容的に動労千葉労働運動の実践=機関紙拡大として日常的に強めることにある。
また、党指導部が抱えていた多くの読者を粘り強く地区の同志にゆだねて成功した例も報告されている。
第1節 機関紙活動の計画的推進を
機関紙活動の計画的推進を実践しよう。
第一に、4大産別を軸に階級的労働運動を白熱的に実践し、サミット決戦を爆発させ、青年労働者・学生各1000人決起を軸に11月労働者集会1万人決起を実現しよう。塩川一派を打倒し、数万の『前進』読者網を建設しよう。
第二に、職場闘争の豊かな実践の中から党活動の3原則を貫き、機関紙中心の組織活動を実践することである。配布、完読、紙代回収、『前進』街宣を行おう。
第三に、職場、学園、地域に『前進』フラク、労働学校を建設しよう。
第四に、機関紙財政の担当者を決め、独立採算をめざして闘おう。
第五に、『前進』を自分たちの労働者新聞として作り、販売するために、投稿運動をさらに進めよう。開始された『前進』速報版を全党の力で育て、発展させよう。『前進』速報版は、全世界の労働者階級の闘いを発信している。速報版は、『前進』日刊化の闘いそのものである。21世紀世界革命をたぐり寄せるために数万の機関紙拡大闘争を実現しよう。