2008年4月21日

関西で国鉄闘争集会 「解雇撤回・JR復帰」掲げ

週刊『前進』06頁(2340号3面2)(2008/04/21)

関西で国鉄闘争集会
 「解雇撤回・JR復帰」掲げ

 3月28日、大阪市内の港区民センター大ホールに430人が結集し、国鉄闘争関西集会が開催された。

 第1章 3・13反動判決に怒り渦巻く

 「闘う闘争団と国鉄闘争を支援する関西共闘会議(準)」が主催した。全国金属機械港合同の中村吉政副委員長が開会のあいさつを行った。中村さんは、中曽根元首相の不当労働行為発言を徹底弾劾、さらに鉄道運輸機構第2次訴訟の3・13超反動判決を弾劾し、20年を超える国労闘争団の闘いを勝利させようと力強く訴えた。
 続いて国労闘争団のハンスト闘争報告と鉄建公団訴訟原告団からの報告が行われ、3・13判決に対する激しい怒りと、解雇撤回・JR復帰に向けて闘いぬく固い決意が表明された。

 第2章 富田被告団長尼崎闘争訴え

 国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが発言に立ち、「3・13判決は闘争団切り捨ての超反動判決だ! 4者・4団体路線は4党合意の延長そのものだ。今こそ原点に返って解雇撤回・原職復帰の一点で闘おう」と訴えた。
 そして、「3・13判決に闘争団は2波にわたる48時間のハンストを闘った。動労千葉は3月14日、24時間のストライキを闘った。私たちは05年の尼崎事故に対して、闘争団とともに尼崎現地で集会をやってきた。JRは尼崎事故をまったく反省していない。それどころか安全に必要不可欠な要員や技術者を削減している。私の職場では80名削減された。尼崎事故は、半径600㍍のカーブを半径300㍍の魔のカーブに造りかえたから起きた。今年4月26日は、事故現場にデモをかける闘いをやりたい。5・27臨大闘争弾圧被告団は4・26を期して全国キャラバンに打って出る」と宣言した。
 また、国労東京地本の組合員が国労バッジ着用に対する不当な処分を撤回させる都労委命令をかちとったこと、5・27臨大闘争弾圧の原田隆司被告がバッジ処分の撤回を求めて京都府労委に申し立てたことを報告し、「労働者は闘えば必ず勝てる。ストライキを放棄した国労本部に未来は託せない。4・26尼崎集会に全国から結集し、闘争団とともにJRの事故責任を徹底的に追及しよう」と呼びかけた。
 関西合同労組トランスポート分会の闘争報告の後、全日建運輸連帯関西地区生コン支部の高英男副委員長が発言し、「たとえ99回踏みつけられても100回目に勝てば勝利だ。生コン関係5労組は08春闘を統一ストライキで闘った。闘争団を支えるためにはJRに対する職場闘争が必要だ。さまざまな職場から職場闘争を闘い、闘争団を押し上げよう」と訴えた。
 最後に、港合同の辻岡尚執行委員が、「3・13判決は闘争団に対する政府・司法が一体となった超反動判決だ。反動の壁をぶち破り、闘争団の決意を支持して闘おう」と集会のまとめを提起した。熊本闘争団の音頭で団結ガンバローを行い、国鉄闘争に勝利する決意をともに打ち固めた。
 (投稿/関西合同労組S・I)