2008年4月14日

沖縄・青年労働者のアピール 基地撤去こそが回答だ!

週刊『前進』06頁(2339号5面2)(2008/04/14)

沖縄・青年労働者のアピール
 基地撤去こそが回答だ! 国境こえた団結とストへ
 

 沖縄の青年労働者・富田晋さんが3・16ワーカーズ・アクションに寄せたメッセージ(抜粋)を紹介します。
     *
 沖縄は怒りに燃えています。昨年9月29日の11万6千人決起に続き、ゼネスト状態へと突入しました! 政府は辺野古V字型新基地建設のアセスを15日から開始し、来週にも本格的に強行しようとしています。
 政府は沖縄の原点である沖縄戦を「集団自決は軍命ではなかった」と踏みにじり、少女(女性)暴行事件はくり返されている。こんな政府はいらない! 青年を食わせられなくなった資本主義など滅びてしまえ!
     *
 問題解決は政府の言う小手先の「綱紀粛正」ではありません。「すべての基地撤去」以外に解決方法はありません。全軍労(基地労働者組合)が掲げた「死すべきは基地であり労働者は死んではならない」「解雇撤回・基地撤去」――沖縄が語り継いできた闘いの教訓は、いま青年労働者の魂を揺さぶっています。国境と産別を越えた労働者の団結とストなくして基地はなくせない! 資本主義を終わらせ、労働者が主人公の世界を勝ちとる展望はそこにある!
     *
 フランスで移民の少年が警察に殺され、数十万の青年労働者は街頭で怒りを表した。韓国で女子中学生が米軍装甲車にひき殺された翌日、数十万の青年労働者・学生が米軍フェンスをぶち破った。イラクの石油労働者は米軍による石油強奪を止めるためにストと武装蜂起で闘っている。私たちは何をすべきか。沖縄から労働者を分断する基地を撤去する闘いに全国の職場から立ち上がろう!
     *
 今日集まった労働者・学生は、職場・学園で隣の仲間に声をかけ、議論し葛藤(かっとう)し、時には苦境に立ち、弾圧されながら、地域も巻き込んで駆けつけた仲間たちだと思います。失敗あり成功ありの凝縮された闘いだった。それこそが勝利なのだと考えます。たった一人、最後まで仲間を裏切らず闘う人間が職場にいることで、6000万労働者を牽引(けんいん)し、どんな弾圧もはね返す団結を作れる。辺野古新基地建設阻止もすべての基地撤去もそこに展望がある。
     *
 辺野古は来週から環境アセスなる「環境保護」に名を借りた基地建設着工との闘いに入ります。故金城祐治・命を守る会代表の遺志を受け継ぐ私たちは、最後まで労働者との固い連帯を信じ、闘って勝利するのみです。
 4月には「兵舎の取り壊し」。2010年からは「埋め立て開始」。闘いは続きます。やってやろうじゃないか! ゼネストで世界を変えよう! こんな腐った社会とおさらばして俺たちの社会を作ろう!