2008年4月 7日

革命の時代が来た競争やめ団結しよう 新入生歓迎特集 マル学同支部

週刊『前進』08頁(2338号4面2)(2008/04/07)


革命の時代が来た競争やめ団結しよう
 資本主義をぶっ倒せ! 俺たち学生にはその力がある
 新入生歓迎特集
 全国大学ゼネストへ
 

 第1章 法大は団結と革命の学校だ全国大学ストを決行する! マル学同中核派・法政大学支部

 新入生の皆さん!
 学生の団結の力で前総長・平林一派を打倒した勝利の上に「革命の学校」=法政大学でともに革命に生きる決断をしよう。法大には、世界金融大恐慌の到来におびえ、労働者・学生の分断と団結破壊に走る最末期帝国主義の姿がある。互いを蹴落とす競争を拒否し、団結に生きる喜びを分かち合おう。法大を先頭に全国大学ストライキで資本主義をぶっつぶそう!
 200人もの公安警察を大学キャンパス内に引き入れて、29人の学生を不当逮捕した06年3・14弾圧から2年。法大生の闘いに追いつめられた平林一派は昨年、新井君・友部君には教職員への「暴行」をデッチあげ、内田君には、革命を呼びかけて教室で討論したことを「建造物侵入」とデッチあげて、逮捕・起訴し投獄した。内田君はすでに5カ月半も勾留されている。
 抗議する学生には監視のビデオカメラを回し、親を呼び出して処分の恫喝をする。見せしめの学生をつくり、闘う団結を破壊しようとする。あらゆる団結形態、サークル団体までも破壊する。
 「資格を取れ」と競争をあおり、金がない学生には「奨学金」という名の借金を負わせる。大学がサブプライムローンと同じ「貧困ビジネス」になっている。こんな大学はつぶして当然だ。
 しかしわれわれ法大生は、弾圧を団結のチャンスにしてきた。無数の学生が仲間の逮捕・起訴や処分に怒り、「新井君・友部君のように闘おう」「内田君のように闘おう」と自らの逮捕・処分も覚悟してキャンパスに突入した。ビラをまき、クラス討論をやり、キャンパスで演説した。
 サークル団体の中では「大学には勝てない」と絶望をあおる当局派執行部と一歩も引かず対決して、学生の団結にのみ依拠して闘ってきた。裁判では「退廷」や「構外退去」も辞さず怒りを爆発させ、法廷を革命の演壇に変えた。その一人ひとりの決断が団結を強め、平林総長―安東学生部長体制を攻め立て、ついに打倒した! 当局派執行部もぶっ飛ばした!
 学生は団結できる。権力や当局のどんな弾圧にも勝利できる。07年、法大の闘いはこれを証明した。またこの闘いは、動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)の春闘スト、基地労働者の全国一斉スト、北海道の教育労働者のストなど、全国・全世界の労働者の闘いと一つだ。新自由主義のもとで学生は労働者階級そのものだ。
 08年は、団結した学生が法大の権力を取りにいく。破産した法大増田体制―法大資本に取って代わる。当局と非和解で闘う執行部を打ち立て、ストをやろう。サミット開催国の首都のど真ん中の法大でストライキをぶち抜けば、世界を震撼(しんかん)させる。60年、70年の歴史の結節環で法大学生運動は、全国学生の決起を澎湃(ほうはい)と生み出した。サミット粉砕ストは、全国300万学生の決起を一挙に生み出すことは不可避だ。
 イラク反戦5周年の3・16全世界一斉デモに決起した法大生は「われわれは絶対勝てる。法大に、日本中に、世界中に仲間がいるからだ!」とアピールした。ここに最も人間的な生き方がある。すべての新入生・法大生はマル学同中核派・法大支部に結集し、時代の最前線に登場しよう!

 第2章 「階級支配の機関」=大学で革命ほど面白いものはない マル学同中核派・京都大学支部

 全学連はサミット粉砕の6月ゼネストに立つ。「労働者こそ社会の主人公だ」「革命をやって戦争を止めよう」という闘いが労働者・学生の心をつかみ、資本や当局、体制内労働運動をぶち破って階級闘争の主流に躍り出る時代が到来した。
 労働者を搾取し、殺して延命してきた帝国主義は、世界金融大恐慌の現実におののいている。こんな時代に大学でストをやって革命をやることほど面白いことはない。
 サミットとは、戦争と搾取の元凶である帝国主義の頭目が日本に集まり、恐慌の矛盾を労働者に押しつけ、労動者の首を切り、命を奪い、帝国主義の延命を図る会合だ。粉砕の対象だ。
 私たちは奴隷になるために生まれてきたのではない。一度の人生、こんな腐った社会で生きたい人はいない。労動者は帝国主義を打倒して社会の主人公となって生きるのだ。
 何が「企業は労使の運命共同体」だ! 戦争と民営化でどれだけの労働者の首が切られ、誇りが奪われているか。学生も同じだ。02年の国立大学法人化を転換点に、大学の新自由主義攻撃が本格化した。国際競争に勝つために9割を非正規雇用にするとした95年日経連報告、小泉「構造改革」と一体の攻撃だ。
 大学は企業・国家の争闘戦と戦争の道具、革命を圧殺する階級支配の機関となった。貧困に追い込まれた学生を金もうけの対象にして競争させ、生き血を吸ってきたのが大学当局と資本家だ。
 結果は2人に1人が一生フリーター、年間自殺3万人の現実だ! こんな腐った社会をぶっ飛ばす力が私たちにはある。ストでその力を取り戻そう! 学生は革命の主体だ。学生を奴隷として扱う権力や当局をストでたたきつぶせ!
 京大当局は、一体どのツラをさげて「自由の学風」などと言うのか。イラクで何万人も虐殺されている現実、学生が自らの権利を訴えたら公安警察によって監獄に入れられる現実に一度でも抗議をしたことがあるのか。資本主義にしがみつき、学生を奴隷にすることしか考えない連中が大学を名乗ることがおかしい。闘って団結し、自ら未来を切り開くことが本当の大学であり教育だ。
 大学で資本主義を吹き飛ばすストをやることがどれほど大きな展望を切り開くか。あなたがストに立ち上がることが、資本主義をぶっ壊して新しい世の中をつくる決定的な一歩なのだ。

 第3章 資本主義社会は終わっているサミット粉砕するストに立つ マル学同中核派・大阪市立大学支部

 大阪市大も全国ゼネストに決起する。資本主義は終わっている。世界金融大恐慌に資本家はなすすべがない。ひたすら労働者階級に矛盾を押しつけて生き延びようとしている。貧困層に借金を負わせ、家を奪い、戦争に駆り立て、ようやく維持される社会は人類社会として成立していない。
 この終わった社会を維持するために世界の帝国主義者が集まるのがサミットだ。互いに生き残り競争をしつつ、労働者を犠牲にし分断する点では一致しているこの強盗どもが、7月に洞爺湖に集まる。この強盗会議=サミットを労働者階級と団結した全国学生のゼネストで粉砕しよう!
 帝国主義者が労働者を分断する一点で「団結」するなら、私たちはそのふざけた会合をつぶす一点で団結できる。サミット粉砕ストで世界の労働者と学生は一つになる。世界革命を実行する。
 資本家は大学を従順な労働力の供給機関として位置づける。受験、自治会・サークルつぶし、資格取得の扇動――。すべては「利潤の最大化」のためだ。最後には就活で学生自身に労働力「商品」として売り込み競争をさせ買いたたく。資本家の大学は大学ではない。資本家階級が存在する限り、私たちは真に「学生」ではありえない。労働者と団結して革命をやろう。大学を私たちの手に取り戻そう! サミット粉砕ストで大学は初めて大学になる。
 サミット粉砕ゼネストで青年労働者と団結して橋下・大阪府知事を打倒する! 橋下への自治体労働者の弾劾は、全労働者の声だ。自治体職員がどれだけサボったら5兆円も借金できるんや! そんなふざけたデマがまかり通ってきたのは体制内労働運動が現場を抑えてきたからだ。1人の労働者の根底的決起で、そんなものは吹き飛ばされる! 3・16で青年労働者は産別を越えて橋下打倒に立つと宣言した。学生もまた、橋下打倒のストライキ・ネットワークに合流する!
 労働者階級と連帯してストをやると想像するだけでワクワクする。新入生の皆さん! マル学同に結集し、革命をやり抜こう。ストライキで誰が社会の主人公かをハッキリさせてやろう。

 第4章 勝利感あふれる 法大クラス討論弾圧被告(東京拘置所在監)内田晶理(てるまさ)君

 新入生のみなさん! 資本主義に未来はありません。僕らの未来をかけ一緒に革命をやろう!
 いま資本主義は激しく崩壊を開始しています。労働者の半数を失業させ世界戦争へと突き進んだ29年大恐慌を超える事態が始まっている。資本主義などぶっ倒して当然、革命やって当然です。
 アメリカで移民労働者が街をぶっとめるゼネストに立ちました。イラクやフランス、全世界で労働者が怒りのストに立ち上がっています。その先端が昨年11月4日に日比谷野音で闘われた労働者集会です。日韓米の闘う労働者・学生5700人が世界革命に向けた闘いを誓う場となりました。ここに学生の未来もあります。あなたに一緒に立ち上がって欲しい!
 僕は昨年10月17日、この11・4集会を法政大学の教室で呼びかけていた最中、逮捕されました。「建造物侵入」のデッチあげです。一緒に逮捕された2人の学生はすでに釈放されましたが、僕は起訴され、いまも勾留されています。見せしめのためだけの政治弾圧を絶対に許せない!
 しかし、半年間獄中で闘い、3回の公判を闘ってきて、僕は勝利感に満ちています。やつらに弾圧で奪えるものは何一つない。反対に僕らは団結を拡大し、資本・権力をガンガン追いつめる。弾圧は新たな革命家と強固な団結をつくり出した。
 06年3・14以来延べ45人の逮捕をぶっ飛ばし、ついに独裁総長・平林を打倒した。裁判も僕らが仕切って、当局や権力を裁く場となっています。4月24日第4回公判は、弾圧の張本人の安東が法廷に登場します。安東にとどめをさし、法大ストで大学の権力をとろう!

 第5章 大学での生存競争を拒否し100人の革命家つくるぞ マル学同中核派・東北大学支部

 東北大は法政大に続いて完全に「革命の学校」になった。大学当局をぶっ倒し、資本主義を打倒する革命に向けた学生の団結が拡大している。
 4月2日、入学式から「学生は団結して革命やろう」「ストライキで闘おう」と訴えた。東北大当局は、サークルの新歓活動を妨害するために入学式の会場を変え、「ビラまき禁止」の警告を出した。サークルの団結を破壊する攻撃だ。当局は学友会をとおして学生を恫喝し、「本当にビラをまいていいのか?」という動揺も生まれた。
 しかし「当局の規制なんて関係ない。全サークルが入学式にビラまきして団結しよう」と訴え、300人以上のサークル員の決起をつくり出した。この団結によって、当局の入学式をズタズタに粉砕し、学生の手に取り戻した。学友会の御用執行部が制動をかけても、サークル員は一歩も引かずに闘った。そして、今度は自分がこの闘いを担うという新入生を次々と生み出している。団結の勝利だ! ストライキはできる!
 資本主義体制はボロボロだ。7月サミットでサブプライムだ、環境だと帝国主義の強盗どもが議論したって、資本主義・帝国主義の崩壊は押しとどめようがない。歴史的命脈の尽きた帝国主義を打倒するのは、まさに今だ。
 しかし、そのボロボロの強盗帝国主義の先兵となっているのが東北大・井上執行部だ。何が大学サミットだ! 資本の先兵となって、サークルや寮をつぶし、競争と分断をあおり、研究室では学生を休学や不登校に追いつめている。「あなたは生き残れるか!」――こんなことをあおってしか「生き残れない」大学だったら、一度つぶしてしまえ! 東北大生と全国・全世界の学生の団結で大学サミットを粉砕し、大学を労働者階級に解放しよう!
 最大の攻防は日就寮の廃寮攻撃だ。06年12月、東北大学当局は有朋寮を強制執行によって暴力的に廃寮にした。そして、昨年2月には日就寮の食堂を廃止し、寮そのものを破壊する攻撃に出てきた。それから1年、「労働運動の力で革命やろう。学生は団結しよう」と何度も全寮生に訴えて、革命に向けた団結が生まれている。
 「学生運動への参加がみられます」だと? いいじゃないか。資本主義をほんの少しだけ延命させるための単位・研究なんかクソ食らえ! われわれ学生の最大の使命は、団結して資本主義を打倒する革命だ。学生運動こそ学生の本分だ。
 われわれは、法大ストとならんで東北大ストライキ決戦、マル学同1000人建設に突き進む。100人の革命家を東北大からつくりだす。革命の権力を東北大に打ち立てる。すべての東北大学の仲間はマル学同に結集し、ともに革命運動をやろう。

 第6章 労働者に核兵器はいらないキミの決起が歴史を動かす マル学同中核派・広島大学支部

 私たちマル学同広大支部は、開始された世界革命の時代を皆さんとともに生き、闘うことができることを心から喜びたい。世界中の労働者とともに歴史を切り開こう!
 世界金融大恐慌によって世界資本主義が崩壊することは確実となった。世界中の労働者から搾り取った金をギャンブルに注ぎ込んできた投資家どもは大混乱に陥り、大手金融機関も破綻(はたん)している。資本家階級は、このツケをすべて労働者階級に払わせるために、民営化、雇用破壊、貧困、殺人的強労働を押しつけ、あらゆる人間的共同性を破壊している。その行き着く果ては世界戦争であり、ヒロシマ・ナガサキを繰り返す核戦争だ。こんなことは断じて許さん!
 しかし、こんな時代に大学に入ったことは大いに喜ぶべきことだ。腐りきった資本主義に終止符を打つ歴史的決戦を闘うことができるからだ。資本主義的価値観の中で分断され、競争させられてきた仲間との団結を取り戻し、世界中の労働者・学生とつながり、ともに歴史を切り開いていくことができる。団結! ストライキ! 革命! これこそ最高の青春だ!
 私たち広大支部は、6月の法大ストに続くストを敢行する。これは資本の召使に成り下がった大学を学生の手に取り戻し、革命の砦(とりで)に転化する闘いだ。
 今の大学は「学生という商品に卒業証書という保証書を付けて企業に売り出す」と平気で言うやつらが牛耳っている。
 学生はそんな生き方しかできないのか? 資本の奴隷に成り下がれば生きていけるのか? 答えは両方とも否だ! 大学で得る単位や資格は資本主義社会で生きていくことを前提にした話だが、資本主義そのものが崩壊する時代に何の価値もない。キャンパスライフを資本家の「優秀な奴隷」になるために費やす必要はない。
 学生は労働者階級の一員であり、労働者とともに革命をやる主体だ。労働者階級が革命に勝利して新しい社会を築く思想がマルクス主義だ。革命家マルクスは、資本主義社会の仕組みを労働者階級の視点から暴き、「プロレタリア革命」という答えを導き出した。資本家やその手先が一番恐れる思想だ。新入生はマルクス主義を学ぼう!
 マル学同広大支部は、被爆地ヒロシマに学ぶ学生として核戦争を絶対に許さない。核兵器など労働者階級には必要ない。帝国主義を打倒するプロレタリア革命だけが本当に核戦争を止め、核をなくす。新入生の皆さんに訴えたい。キミの決起こそが歴史を動かす!

 第7章 強盗どものサミット粉砕し大学を資本主義打倒の砦に マル学同中核派・富山大学支部

 新入生の皆さん! 腐りきった資本主義をぶっつぶそう! ストライキで学生は団結しよう!
 資本主義社会は本当に腐っている。新聞も怒りなしに読めない記事ばかりだ。マクドナルドの店長は形ばかりの管理職扱いで、毎月140時間残業しても残業代ゼロ。社員を過労死寸前まで働かせ、マクドナルド資本は利益を5倍に増やした。グッドウィルの派遣労働者は、仕事で指を骨折しながら「労災を使ったら仕事が来なくなる」と脅されて労災申請もできず働かされた。福田政権は「戦後最長の好景気」などとふざけたことを言うが、奴隷労働の生き血を吸って資本家が肥え太っているだけじゃないか!
 福田は今月中に再議決して再びガソリンに高税率を課すという。そもそも石油が5割も値上げされて生活必需品が高騰したのは誰のせいだ! 資本家が石油投機で値をつり上げてぼろもうけしている。ブッシュも福田も石油独占を狙ってイラク戦争を5年も続け、数十万人のイラク人民を殺した。この現実を強制してきたやつらこそ、7月洞爺湖サミットに結集するG8の連中だ! こんな連中ぶっ飛ばそう!
 岡山駅で自治体労働者を突き落とした少年は、「経済的な理由で進学をあきらめたことも家出の理由」「仕事がないと漏らしていた」という。この事件も腐りきった資本主義の産物だ。資本主義は労働者同士が競争することで成り立つ。ならばわれわれは団結してしまおう。7月サミット粉砕のストライキで学生は団結しよう。
 資本主義は終わっている。ドル暴落と世界同時株安、サブプライムローンの破綻が金融恐慌に転化している。恐慌対策で、欧州中央銀行が23兆円、米FRBが10兆円の資金を銀行に供給しているが、焼け石に水だ。金融恐慌を世界革命に転化しよう!
 学生は資本主義社会のなかで分断され、労働力商品としての価値をいかに高めるかで日々競争させられている。「キャリアアップ」「資格」の正体は「学生の商品価値」だ。就職活動は「自分は安くて使い勝手のよい商品ですよ! 他の人でなく自分を買って下さい」という競争だ。卒業しても「2人に1人は一生フリーター」「正社員に採用されても過労死寸前の強労働」が現実だ。
 大学当局は学生の怒りを圧殺する資本家の番犬だ。富山大当局は「自治会も学祭実も文サ連も非公認」「学内政治活動禁止」と、資本家階級の立場を鮮明にした。大学を資本主義をぶっつぶす団結の砦に! 学生には資本主義に縛り付ける鉄鎖以外に失うものはない!