2008年4月 7日

革命の時代が来た競争やめ団結しよう 新入生歓迎特集

週刊『前進』08頁(2338号4面1)(2008/04/07)


革命の時代が来た競争やめ団結しよう
 資本主義をぶっ倒せ! 俺たち学生にはその力がある
 新入生歓迎特集
 

 新入生のみなさん。世界は大激動期に入りました。学生や青年労働者が、帝国主義への怒りを解き放ち、革命に生きる時代です。命脈の尽きた資本主義は災厄しかもたらさない。こんな社会はぶっ飛ばせ。学生・労働者は、競争をやめて団結に生きよう。私たちにはこの社会を根底から変革する力があるのです。

 第1章 世界は革命情勢だ  帝国主義強盗サミット粉砕を  全学連委員長 織田陽介君

 新入生の皆さん! 全学連は08年、資本主義を倒すストライキを打つ。全学連の団結が拡大するほどに全国の大学をぶっ止められる。だから全学連・学生自治会に入ろう。自治会がないならつくっちゃおう。闘わない自治会は執行部を変えちまおう。闘う全学連の旗のもと、全国学生は団結し、青年の未来を切り開く、資本主義打倒の革命をやろう!
 「大学に行かないと就職できない」――でも必死に勉強しても就職率40%。「金がないなら借金しろ」――でも今や6割が年収300万円、若者の半分がフリーターだ。返せるわけがない。受験料? 入学金? 授業料? こんなもん全部振り込め詐欺じゃねえか! 詐欺師の大学理事会をとっ捕まえろ。ストをやって目にもの見せてやろう。大学の主人公が誰なのかを教えてやる。
 「勝ち組・負け組」――こんな競争で学生が分断され、その裏で大もうけしてきた連中がいる。資本家だ。違法派遣をくり返してきたグッドウィルは、1回の派遣費用で1万5千円以上を得る。折口が昼間から別荘のプールで泳いでいる間に汗水流して働いた労働者に6千円が支払われ、残りはすべて折口のものだ。トヨタでは非正規雇用の労働者がベルトコンベヤーの一部として扱われる。ピカピカの車をつくる労働者がどれだけ過労死に追い込まれているのか。経常利益が2兆円? いい加減にしろ。労働者は語る。「企業だけが成長し、労働者だけが殺されている」
 テストの点数、大学のランキング、単位、資格......。学生はこんなもので自己を表現し、くだらない競争で誇りを奪われてきた。その先にあるのは、非正規雇用か過労死か。もういい加減にしろ。俺(おれ)たちはこんなくだらない競争をやるために出会ったんじゃない。団結するために出会ったんだ。1人の仲間の命も資本には売らない、団結ストをやろう。
 300万の学生が同じ状況だ。全学連はこんな大学のあり方をぶっ飛ばすために全国ストを打つ。大学で学生が団結したら、資本主義が成り立たない? 結構です。資本主義なんてつぶしてしまおう。学生にはその力がある。学生は労働者であり、革命の主人公だ。資本家どもに学生の力を思い知らせてやろう!
 チベットでは若い僧侶たちが立ち上がり、時を同じくして日本の俺たちが怒っている。これは偶然じゃない。3月16日にはイラク戦争開戦5年を契機に、全世界でデモやストが爆発した。日本でも、基地労働者の組合である全駐労の全国スト、北海道教職員組合の1万2600人が処分を受けたストを引き継ぎ、JRの動労千葉がストライキを打った。沖縄では3月23日、6000人が集まる県民大会が行われた。
 世界は革命情勢だ。
 アメリカでは5月1日にILWU(国際港湾倉庫労働組合)の港湾労働者が全港湾一斉のストライキに立つ。「俺たちがストをやれば戦争はできない」。そうだ。労働者は国境を越えて一つだ。団結すれば戦争だって止められる。
 この3月、卒業式での「日の丸・君が代」の強制に反対して、全国の教育労働者が不起立の40秒ストライキに立った。そして根津公子さんの解雇を阻止した。クビをかけた「教え子を戦場に送るな」の闘いが全国の教育労働者の魂を揺さぶり、闘いが拡大した。
 "愛国心"は、国境を越えて団結し戦争を止める力を俺たちから奪う攻撃だ。大学の授業はこんな「教育」ばかりだ。だから学生の団結ストは「仲間を戦場に送らない」闘いだ。教育労働者と学生が団結したら、戦争に行くやつなんていない。俺たちは戦争を阻止できる存在だ。
 自民党政権は「最後の希望」の安倍が倒れて福田になった。さえねえ。支配階級は人材不足。教育に力をいれて突破を図るつもりらしい。大学はそんな「人材」を提供しない。若者を過労や戦争で殺さなければ続かない資本主義なんて誰が支えるか。学生が団結し、教育労働者とともに教育を握ったら革命なんだ。
 資本主義社会にまで前進した人類史において、速く走りたければ車に乗り、飛行機に乗って飛ぶこともできる、高度な生産力を人間はつくり出した。すべて労働者の力だ。しかし同時に資本家は、労働者を分断して支配し、金を媒介にこの力を奪い取り、金が万能の神かのように登場する。
 他方で労働力しか売るものがない労働者は、「賃金奴隷」におとしめられてきた。しかし、労働者が団結すれば資本家の支配をぶっ飛ばし、無限の力を発揮できる。戦争も差別もない社会をつくることなんて簡単だ。その力が俺やあんたの中にあるんだ。こんな楽しいことがあるか。未来は明るい。サブプライムローン危機? 金融恐慌? 世界の証券会社や銀行がバッタバッタと倒れる時代、ピンチは資本家だ。団結すれば労働者・学生はチャンスの時代だ。資本家はさっさと権力をよこせ!
 06年3月14日、法政大学で立て看板の撤去に反対した学生29人が逮捕された。「運動をやめろ」と公安デカが転向強要を行う中、全員が「仲間を裏切らない」という一点で闘い、全員が不起訴釈放をかちとった。それ以来、全学連は本当の信頼関係、団結をつくり上げてきた。団結すれば処分だってぶっ飛ばせる。法大当局は退学処分者を「学外者」として門に名前を張り出し、ガードマンを雇って排除している。だが学生が団結して「俺の仲間だ、入構させろ」と言った瞬間に処分は無意味になる。退学処分なんてただの命令。学生が認めないと言った瞬間に終わりなんだ。
 7月には世界の支配者・強盗どもがサミットで日本に集まる。全学連は法政大学、東北大学、富山大学、京都大学、大阪市立大学、広島大学を先頭にゼネストを打つ。全国学生は団結しよう。労働者とともに革命をやろう。団結の拡大こそが学生の勝利だ。団結ストライキ、やるぞ!