2008年4月 7日

大勢で動けば変えられる 根津公子さんの発言

週刊『前進』08頁(2338号2面3)(2008/04/07)


大勢で動けば変えられる
 根津公子さんの発言
 

 都教委は、私をクビにすることはできなかった。「停職6カ月の次はない」と言われ、階段を一段ずつ登らされて死刑までいくかと思ったら、そうはならなかった。停職6カ月は本当に不当だけど、でももし大勢の声がなかったら簡単にクビにしたはずです。それができなかったんです。
 この1年、いろんな動きにみなさんが呼応してくださいました。2月からは「トレーナーで解雇されるかもしれない」という中で、連日動き続けた。12万5千筆もの署名が集まった。海外からの声もずいぶん都教委に寄せられた。そうやって動き続けたことで「クビにしたら、その後が大変だ」となって、都教委はクビにすることができなかったんだと思います。
 「憲法を破る」と公言する石原教育行政のもとでも、やっぱり大勢の力が動けば変えられるという希望を持ちました。
 午前中、都教委が処分発令書を学校に持ってきました。「一緒に処分書をもらいに行ってくれる?」と声をかけたら、5人が一緒に発令の現場に来てくれた。都教委には、南大沢学園の中にも根津を支持している人たちが大勢いることがわかったと思います。
 どんなに座ってもクビにならないということが今日、実証できました。「日の丸・君が代」強制をおかしいと思っている教員がみんな起立しなかったら、もう処分できなくなるということが明確になりました。
 みなさん、一緒に動きましょう。そして「10・23通達」をなくしましょう。
 とにかく今日はうれしさいっぱいです。