2008年3月24日

3・9池袋デモで不当逮捕 青年労働者2人奪還

週刊『前進』06頁(2336号4面2)(2008/03/24)

 3・9池袋デモで不当逮捕
 青年労働者2人奪還

 3月9日の国際婦人デー東京行動のデモ中、公務執行妨害容疑で不当逮捕されていた2人の青年労働者が3月19日、奪還された。
 2人の完全黙秘・非転向の原則的な闘いと仲間の団結の勝利だ。
 逮捕以降、この間地域共闘を積み重ねてきた仲間が軸になり、数十人での池袋街宣、警察署への抗議行動、差し入れなどが総力で闘われた。毎夜、地域の労働者による救援対策会議が開かれた。獄内外が固く一体となった闘いに追いつめられ、権力は2人を釈放せざるをえなかった。
 19日夕方から開かれた奪還勝利集会には、組合の仲間、地域の仲間、家族、学生が続々と駆けつけた。
 奪還されたA君は「みんなが団結を固めて池袋街宣や警察署への抗議行動にがんがん立ち上がってくれたことが一番ありがたかった。弾圧との闘いには誰でも勝利できる!」と勝利感あふれるあいさつ。B君は「捕まりそうになった仲間を守ろうとして逮捕された。逮捕されても仲間を絶対に守るという気持ちだ。職場のみんなにも、自分がなんで逮捕されたのか、なんで闘っているのかをこれから全部話していきたい」と、職場での新たな闘いへの決意を表明した。警察の弾圧が不屈の労働者革命家を生み出したのだ。
 救対活動の中心を担ってきた労働者は「今回の闘いは完勝だ。公安警察は、職場で頑張っている青年労働者に弾圧を拡大してきた。弾圧が地域の労働者の怒りに火をつけ、逆に団結の拡大に転化した。まさに“弾圧ありがとう”だ」と総括した。所属組合の仲間、地域の仲間、家族の感動的な発言が続いた。
 まとめの発言で青年労働者は「3月16日に逮捕された4人の仲間、法大弾圧で東京拘置所に今も勾留されている内田晶理君、そして星野文昭さんを奪還するまで闘おう」と呼びかけた。