2008年3月31日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2337号6面1)(2008/03/31)
 

団結ひろば 投稿コーナー

 第1章 「自らが不起立しないでどうする」と決起 東京東部・教労 君津 亮

 3月24日、私の勤務する小学校の卒業式。絶対不起立するぞの決意でのぞんだ。都立高校へ不起立を呼びかけるビラ入れをしていて、「自らが不起立しないでどうする」ということです。
 私は事務職員なので、式当日の役割は来賓受付で会場の外。区教委からは指導室長が祝辞を述べに来るという。よし相手にとって不足なし。
 開始10分前には式場に入り、教職員席に座ることができた。拍手とともに卒業生が入場し、午前10時、進行役の副校長が「ただいまより平成19年度卒業式を始めます。起立。一同、礼」そして「国歌斉唱」
 「よし今だ!」静かに着席する。40秒間のストライキの開始だ。久しぶりなので胸がドキドキする。隣の職員がびっくりしている様子がわかる。「君が代」が終わり、「ご着席ください」の合図でみな着席する。
 私の不起立に気が付いた職員はごく少数であったかもしれない。管理職も何も言ってこない。まだ「音の出る闘い」になっていないのを痛感する。しかし、この不起立は私にとって大きな意味を持つ。これまで体制内労働運動にどっぷり浸かっていた自らのあり方を変革する確実な一歩になったと思う。
 3月28日の都教育委員会で根津さんへの解雇処分が出るならば、さらに4月入学式で「処分抗議の不起立」を闘いたい。

 第2章 富山でついに体制内労働運動破る闘いが 富山 井筒宏哉

 ワーカーズ・アクションin富山が学生・労働者を中心とする30人の結集で大成功した。ついに富山でも体制内労働運動をぶち破る闘いが新たな闘いが始まりました。
 16日正午、富山市市民プラザ前で集会が始まった。「時代は革命情勢だ」と主催者を代表して学生が力強く基調を述べる。初めからハイテンションな集会だ。
 米国で反戦運動を闘っていた女性が「イラク戦争に反対することと労働者が団結して闘うことが一体であることは、常識になっています」と発言し、帝国主義を痛烈に批判する詩を朗読した。
 富山大学の学生は「労働者の団結した力の中に戦争を止める力があると学んだ」と核心にあふれたアピール。
 青年の福祉労働者の発言は青年の現状そのものだ。「医療・福祉の現場は人が足りていない。福祉の職場なのにいじめがあり、職場にいられなくて辞めた仲間もいる。自分も上司の嫌がらせで解雇されそうになったが、仲間が助けてくれた。イラク戦争のために米軍に金を出し、福祉予算は削られているのはおかしい。労働者が団結して闘うことで、社会を変えていこう」と怒りを込めた。
 郵政労働者、教育労働者も発言し、まとめは富山大学学生自治会の委員長だ。「自分は怒っている。学生・労働者を分断しているこの社会をひっくり返そう。この怒りをデモで訴えよう」
 いよいよデモ出発だ。富山市中心街の総曲輪アーケード街を練り歩いた。高校生が至るところで手を振ってくれ、デモも乗ってきて「イージス艦をぶっ壊せ」とオリジナルコールが飛び、活気が入る。こんな戦闘的で楽しいデモは初めてだ。
 集会後、初参加の学生がマイクをもって、「目的意識をもって参加できた。自分の主張を述べるのは気持ちがいい。これからも参加する」と、生き生きした顔で語った彼の言葉に誰もが集会の大成功を確信した。

 第3章 区役所のビラ配りでうれしくなる反応 東京・西部 T・M

 11月労働者集会への組織化で開始した区役所ビラ入れで、うれしくなる反応がありました。今回のビラは、3・16渋谷でのイラク反戦闘争の報告と、石原銀行批判です。
 いつものようにビラを配布していたら、労働者から「イラクのデモで4人逮捕されたそうですね」と声をかけられました。私は「まだ警視庁に逮捕されたままです。全力で奪還の取り組みをしています」と答えました。
 3・16イラク反戦デモで4人逮捕の報道は、マスコミではテレビ朝日の夕方のニュースでも流されました。声をかけてくれた労働者はビラ入れには好意的に対応してくれますが、11月集会は「忙しい」と断られました。でも関心をもって心配してくれていることに、「労働者は一つだ」とうれしくなりました。
 26日、3・16デモで不当逮捕された4人の青年労働者は完全黙秘の闘いで権力を圧倒し、全員奪還されました。この勝利を職場に返していきましょう。「団結した労働者は勝てる」と。

 第4章 マルクス主義を深め実践的に鍛える場に 東京・学生 田辺基大

 自分が3月にマル学同強化合宿のチューターを務め、大成功したことの一点でもって、学生戦線としては、党学校の1年間の実践の成果があったと言えると思う。
 正直、党学校の始まる4月当初は、忙しい同志も多い中、月に1回休みをとってまで古典の学習会をやる意味があるのか、と思いました。しかし、1年間をつうじて、党学校の位置を、理論的理論のための学習会の場ではなく、階級の指導部として自己を飛躍させていくための場としてはっきりさせることができたと思います。
 07年の実践をとおして、地方にも労働学校がつくられ、実践的に党学校の位置が大きくなっています。労働学校が労働者階級の団結の場になっています。あるがままの労働者階級がマルクス主義にふれ、自己を労働者階級であるという自覚と誇りを持ったことが職場闘争のバネになっています。党学校でマルクス主義を深め実践的に鍛える橋頭堡(きょうとうほ)を築いたと思います。「革命」を徹底的にはっきりさせ、団結が決定的であることをはっきりさせる学習会でした。
 それと対照的に、塩川一派が敵対を開始し、脱落・敵対を深めていきました。党学校では、塩川一派の批判も徹底的に貫けたと思います。
 また、地区の違いや年齢の違いを超え、多くの同志と議論できたことも自分にとっては大きかった。深みのあるマルクス主義には、感銘を受け、学習意欲を得ました。地区の実践的問題意識なども共有できたのも大きなことでした。
 08年度党学校は、労働学校でこういう意見が出たとか、労働者や学生からこういう反応があった、ここで勝負しようなど、徹底的に超実践的であるべきですね。

 第5章 一人ひとりが田中委員長になることだ! 法大 藍田昌之

 党学校の実践的結論として、一人ひとりが動労千葉の田中委員長になることなんだということを熱烈に提起したい。
 職場・キャンパスで資本・当局と非和解的にガンガン激突し、体制内勢力と徹底的に対決し、階級の指導部として登場すること、現場の怒りに依拠し信頼しきって団結を総括軸に闘い、階級から信頼される真の指導部になっていくことだ。その立場に立って、法大からストライキで闘うことを宣言したい。
 世界は革命情勢だ。サブプライム危機と金融大恐慌の爆発が目の前で起こっている。その中で「資本主義なんてぶっとばせ」というストライキ闘争が沖縄で、北教組で、全駐労で、全国・全世界の至るところでまき起こっている。この待ったなしの情勢下で、階級の指導部がどれほど求められているかって話だ。無数の動労千葉をつくろう。階級の指導部に一人ひとりが飛躍しよう。
 そして、党学校そのものの飛躍が求められている。マルクス主義を武器に職場・キャンパスに突入し、マルクス主義をもって労働者・学生を組織していくこと、それが勝利の道だということをはっきりさせるために、党学校の一人ひとりが労働学校の講師となっていくことだ。実践的・主体的立場でマルクス主義をとらえていきたい。
 法大決戦では、体制内執行部と徹底対決し、絶対反対の団結がつくられた。自分はその最先頭で闘い、実践していくことを決意し、党学校の年間総括としたい。自らが300万学生の指導部へと飛躍していきたい。