資本攻勢&労働日誌 2008 3・1~3・14
資本攻勢&労働日誌 2008 3・1~3・14
金属大手に超低額の春闘回答
●労働契約法施行 昨年11月に成立した労働契約法が施行された。(1日)
●連合、残業代割増率アップで方針転換 連合は08年春闘の柱に位置づけていた残業代割増率引き上げ要求について、経営側の反発が予想以上に強いため、経営側との継続協議を容認するように方針を転換した。(4日)
●「内閣人事庁」で閣内対立 政府が今国会に提出する公務員制度改革の基本法案の「内閣人事庁」について、町村官房長官と渡辺行革担当相の意見対立が表面化し、法案の国会提出が大幅に遅れる可能性が出てきた。(5日)
●春闘、金属大手に一斉回答 08年春闘は、金属労協(IMF・JC)に加盟する自動車、電機、鉄鋼、造船などの大手労組に対して、経営側が一斉に回答した。(12日)=要旨別掲
●JRグループ3社が回答 JR東日本、東海、西日本の3社は今春闘の回答を各労働組合に提示した。東海は900円、東日本は930円、西日本は7年連続で賃上げ見送りを回答。(13日)
●鉄道運輸機構訴訟で反動判決 国鉄清算事業団を継承した鉄道建設・運輸施設整備支援機構を相手に、国労組合員らが解雇無効などを求めた訴訟で、東京地裁は原告の訴えをことごとく退ける反動判決を行った。(13日)
●NTTグループの一時金交渉が妥結
NTTグループ主要8社の年間一時金交渉が妥結した。今回、NTT労組はベア要求を見送っている。(13日)
●橋下知事に女性労働者が反論 大阪府の橋下知事は30歳以下の若手職員を対象に初めて朝礼を開いた。知事の発言に対して女性労働者が「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」などと反論。(13日)
●私鉄大手に回答 私鉄総連傘下の関東・関西の私鉄大手の賃上げ交渉が決着。経営側の多くが「ベアゼロ」の回答だったが、初任給の引き上げや非正規労働者の時給増額などの賃金改善を提案したことで妥結。(13日)
●電力6社が回答 年間一時金は、四国電力以外は引き下げ。東京を除く各社で2000円引き上げを求めていた賃金改定は関西、九州、中国、四国の4社が平均500円の賃上げ。(13日)
●日本郵政グループが回答 日本郵政グループは600円ベアをJP労組に回答、妥結。ベアは7年ぶり。(13日)
●動労千葉が第1波スト 動労千葉が春闘第1波の24時間ストライキを貫徹した。(14日)
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金属大手の08春闘妥結状況(円)
●自動車労連
賃上げ 一時金
トヨタ自動車 1000 5カ月+75万
日産自動車 原資7000 6.1カ月
ホンダ 800 6.6カ月
●基幹労連
三菱重工 2000 4カ月+43万
新日鉄 1500 業績連動
●電機連合
賃上げ 賃金体系是正
日立 1000 -
東芝 1000 -
三菱 1000 -
NEC 1000 -
富士通 1000 -
沖 600 -
松下 0 1000
三洋 500 300