2008年3月24日

日誌 2008年 3月12日~18日

週刊『前進』06頁(2336号4面6)(2008/03/24)

 日誌 2008年 3月12日~18日
 嘉手納で在韓米軍機参加し訓練/チベット暴動が近隣に飛び火

●三沢市で米兵がひき逃げ容疑 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属の米兵が昨年10月、同市内で車を運転中に歩行中の男性に接触し、けがを負わせて逃走していたことが12日わかった。米兵は酒を飲んでいたとみられる。三沢署は、この米兵を逮捕せず任意で取り調べ、今月10日、道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で青森地検八戸支部に書類送検した。(12日)
●沖縄・嘉手納で在韓米軍機含め訓練 米空軍嘉手納基地での即応訓練に参加するため飛来した在韓米軍のF16戦闘機が、12日午前7時半ごろから次々と離陸を開始した。嘉手納基地のF15戦闘機も交互に離陸し、両戦闘機の放つ爆音が早朝、断続的に響いた。嘉手納飛行場に関する3市町連絡協議会は同日午前、同基地に対し、中止を求める抗議文を送付した。(12日)
●米軍が沖縄で新射撃場を建設 沖縄県金武町の米軍キャンプ・ハンセン内レンジ(射撃場)1付近で、新たな屋外式の射撃場が建設されているのが11日までに確認された。レンジ4から16への米陸軍都市型戦闘訓練施設移設に伴う既存レンジの玉突き工事に伴う建設。(12日)
●チベットでデモ激化 中国チベット自治区ラサで14日、中国共産党・政府に対する僧侶や市民の抗議行動が激化し、中心部の商店街から出火、武装警察隊などが鎮圧に当たり、混乱が広がっている。在京チベット関係者によると、治安当局との衝突で14日だけで少なくとも14人が死亡、100人以上が負傷したとの情報がある。(14日)
●普天間アセス着手 米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)方法書について沖縄防衛局は14日午後、県に対し、方法書書き直しへの県意見を受けて再修正を加えた方法書確定版を提出した。防衛局は15日からアセス調査に着手する。方法書確定版では、県意見で再度求めた複数年調査に「調査の実施状況を踏まえ検討する」と述べるにとどめた。ジュゴン調査は具体的な調査実施期間も明記していない。(14日)
●G20閉幕し国別削減目標議論へ 14日から千葉市で開かれていた「気候変動・クリ
ーンエネルギー及び持続可能な開発に関する閣僚級対話」(G20)は、京都議定書に続く温暖化対策の13年以降の国際的な枠組みについて議論し閉幕。05年以来続けてきた対話はこれで終わり、7月の北海道洞爺湖サミットで成果が報告される。(16日)
●初の米軍基地共同使用開始 在日米軍再編に基づく、初の陸上自衛隊による米軍キャンプ・ハンセン共同使用が17日から始まった。陸自第1混成団(那覇)の第301普通科中隊を中心に約150人が参加。共同使用は18日まで。(17日)
●内閣不支持50%超 共同通信社が15、16の両日に実施した全国電話世論調査で、福田内閣を支持しないとの回答が2月の前回調査より6・1ポイント上昇して50・6%となり、初めて半数を超えた。(17日)
●チベット暴動が近隣3省に飛び火 中国チベット自治区ラサで始まった僧侶や市民らによる大規模な抗議行動が、近隣の四川、青海、甘粛各省に広がっている。四川省のチベット族が多く居住する地域にも、大量の治安部隊が投入され、緊迫した雰囲気に包まれている。(17日))
●「独立」コソボ初の死者 コソボ北部コソブスカミトロビツァのセルビア人居住地区で発生した大規模な暴動で、負傷したウクライナ人の国連文民警察官が17日夜(日本時間18日朝)、収容先の病院で死亡した。先月17日の独立宣言をめぐりコソボで犠牲者が出たのは初めて。セルビアとロシアはセルビア系住民の保護のため対抗措置を取る構えを見せている。(18日)