2008年3月24日

イラク反戦5周年3・16一斉行動大阪 橋下知事と対決しデモ

週刊『前進』06頁(2336号3面1)(2008/03/24)

 イラク反戦5周年3・16一斉行動
 労働者階級の団結こそ革命の力 ストライキで資本家倒せ
 大阪 橋下知事と対決しデモ
 西郡住宅闘争の勝利誓う

 大阪・扇町公園では、「ワーカーズアクション・カンサイ」に420人が大結集した。
 集会は、労働者に分断あおる橋下大阪府知事への怒りが爆発。労働者の団結とストライキで革命をやろうと大阪に革命の火柱があがった。
 基調報告は、国労5・27臨大闘争弾圧被告の富田益行さんだ。イラク人民が労働組合を結成しストライキで帝国主義を追いつめていると述べ、「ストライキを中心とした労働者の団結で戦争を止めよう。ストライキは革命の学校だ。全職場にストライキ実行委員会をつくろう」「国鉄決戦を先頭に4大産別で勝利しよう。13日の2次訴訟の判決は原告門前払いの判決だ。4・26尼崎現地闘争に結集しよう。国労本部はスト基金をやめた。国労本部を打倒し、闘う国労組合員の手に組合を取り戻す」と宣言した。
 特別報告は、住宅追い出しと闘う八尾市西郡の参加者が全員登壇。「世界革命の炎が燃えている西郡から発言します」と始まり、八尾市当局の郵便貯金口座差し押さえ攻撃に怒りを爆発させた。「差別をあおって労働者を分断し住宅も生存権も奪いつくす資本家・八尾市当局を絶対許さない」「階級的団結で西郡闘争に勝利する」と誓った。
 4大産別の労働者も決意を述べた。動労西日本の労働者は、尼崎事故に言及し「3・20広島五日市駅、3・22JR貨物吹田機関区でストライキに立ち上がる」と表明した。豊中の自治体労働者は橋下知事を弾劾し「何が査定昇給や! 隣の労働者と何を競うんや」。全逓労働者は「仕事中に起こったことを労働者に一方的に責任をおしつけるのは許せん」と組合本部打倒を決意。教育労働者は「『日の丸』を卒業式会場に持ち込むことに職員会議ではみんな反対。これまで黙っていた青年労働者たちが会議で発言し始めた。職場の団結は守っていける。日教組を変える」と不起立闘争の確信を語った。
 公務職場で市場化・競争入札と闘う労組も大挙参加し発言した。また、大阪府門真市議の戸田ひさよしさんは、橋下知事を朝礼で弾劾した青年労働者を熱烈に激励。関西合同労組泉州支部はカンパアピールをした。

 第1章 青年の怒り爆発

 集会の後半は青年労働者と学生の発言だ。民間労働者は「敵が一番嫌がることをやっていく。職場の仲間に”労働組合に団結しよう”と訴えている」と解雇撤回を職場の団結で勝負すると断言。
 自治体労働者は立て続けに発言し橋下知事を弾劾した。「橋下は民間の超過勤務を模範のように言う。労働者の汗も涙も全然分かっていない。労働者が生きるための革命を起こす」「(朝礼で橋下を弾劾した)彼女の決起に現場労働者は沸き立っている」
 さらに、全国金属機械労働組合港合同の労働者は「大幅賃上げを要求して08春闘を闘う。『サービス残業に感謝してますよ』と橋下は言うが民間労働者をなめるな! 公務員・民間に対立・分断を持ち込む橋下に団結して反撃する」と語った。
 高槻医療福祉労働組合は「月10回の夜勤、疲れ果て事故の不安もある。闘う労働組合を取り戻す」と訴えた。
 京都大学の学生は大学でストをやると決意。隊員家族と元自衛官連絡会の労働者、大阪市立大学の学生も決意を述べた。
 集会後、大阪中心部を「ストで闘おう」「革命やって戦争止めよう」と訴え大デモを貫徹した。