1月14日、大阪で3つの健康管理センターの3月売却・閉鎖=解雇攻撃を粉砕するための全社労(全国社会保険協会連合会労働組合)ストライキが、福島健康管理センターで行われた。森精機で3波のストライキを闘いぬいた青年労働者や全学連、労組交流センター、関西合同労組大阪東部支部・泉州支部をは始め、全関西から50名が結集し、終日ストライキ行動をともにした。3月9日をもって3センターを土建屋や怪しげなコンサルタント企業に叩き売り、300人もの労働者を「希望退職」というクビ切りか、整理解雇というクビ切りのどちらかに追いこもうとする攻撃を許せるか! 60億円もの黒字を回収することしか頭にない全社連本部のために解雇される理由など全くない!
全社労と闘う仲間は、3センターとJR野田駅でのビラまき、スト突入・連帯集会、全社労3回大会、地域へのビラ入れ、宣伝カーと終日闘いぬいたが、午後3時からはこの日がストライキであることを知らずにのこのこやってきた買い受け先の建物調査員とセンター管理者に怒りを爆発させ、1時間以上の追及・弾劾を行った。クビ切りへの加担など許せるか!
大阪3健康管理センター(福島・長堀・淀川)は、中小企業労働者の健診業務などを担ってきた、全国に53病院・4診療所(健康管理センター)ある社会保険病院・診療所で、年間13万人以上の利用者がいる施設である。政府は2005年10月、5年の時限立法でRFO(独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構)を設立し、社会保険庁関連の膨大な施設を次々RFOに入れ、廃止・売却、民営化してきた。施設を資本の食い物にし、そこで働く労働者をクビにする攻撃だ。健康管理センター廃止・売却攻撃との闘いは、社会保険庁解体を突破口とする公務員制度改悪、道州制導入、公務員360万人クビ切り攻撃との闘いそのものだ。
全社労は、「大恐慌の時代、労働者は団結なしに1日たりとも生きていけない」「箱(建物)が消えても雇用関係は消えない。全社連の雇用責任を追及し、一人のクビ切りも許さない!」「3月閉鎖=解雇通告をつきぬけて闘う。生きさせろ!春闘ゼネストへつなげるストライキで闘う」と決意している。(労組交流センター医療福祉部会・A)