三里塚に行ってきました! 全学連現地行動隊の報告
全学連の三里塚現地行動隊から闘いの報告が届きました。
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5月17日の市東さんと現闘員1名への不当逮捕、24日の萩原富夫さんへの不当逮捕の弾圧を受け、5月25日~27日の3日間、全学連三里塚現地行動隊に参加してきました。25日(火)に市東さんの勾留理由開示公判の闘いに参加した後現地入り、26日(水)はやぐらからの監視と援農、さらに成田駅前街宣に参加し、27日(木)は朝から夕方まで援農でした。
今回の派遣は、とにかく楽しかった。
三里塚には、今まで集会とデモでしか行ったことがなかったので、実際の現地の生活を体験できたことがよかった。萩原進さんの著書『農地収奪を阻む』とマンガ『ぼくの村の話』(尾瀬あきら)くらいでしか知らなかった三里塚での生活でしたが、あらためて、三里塚闘争は日帝国家権力との正面からの闘いだとわかりました。
まさかこの日本で、「やぐら」に上っての監視行動をやることになるとは思ってもみませんでした。公安警察や空港の警備会社を、40メートルぐらいの距離で双眼鏡で見合う。いつもは監視されてるだけの力関係が、三里塚ではお互いに監視し合ってる。44年間かけて農民と労働者階級が作り出した力関係を実体験しました。
成田駅前での街宣では、通りかかった労働者が声をかけてきました。話をしてみると、すでに引退していたが、韓国人の飛行機パイロット。しかも韓国パイロット労組の初代委員長でした。ビラの地図を見せて説明すると、「それは良くない。がんばって」と応援の声をくれました。
援農では、マルチ(土を耕して山を作ってビニールをかける機械)の補助をしました。サツマイモが植えられるそうです。機械を使った農業をやってみて、「人類の生産力が上がっている」ことを実感。
畑からの帰り道、萩原進さんが「沖縄の基地のある土地も、三里塚と同じ。もと畑のあるところを滑走路につくりかえた。基地が許せないということはもちろんだが、農業が犠牲にされる。許せない」と語ってくれたのが印象的でした。
日本帝国主義の戦争政策を、三里塚は44年にわたり阻み続けていることを実感してきました。国鉄・沖縄・三里塚・法大で勝利して革命に勝利しよう。国鉄6・13集会に集まろう。(広島大学 上野浩幹)