2010年5月28日01:33

死亡事故への怒り新たに、青梅、八王子、豊田駅前で街宣

 5月27日、6・13集会のキャラバン隊は、三多摩労組交流センターの仲間とともに、JR青梅駅、八王子駅、豊田駅で街頭宣伝に立ち上がりました。まず私たちは、3月20日に起きた青梅線宮ノ平駅での27歳の青年労働者死亡事故の現地調査を行いました。青年は腐っている木製電柱上での作業を強制され、電柱が根本から折れて下敷きとなり死亡しました。事故の原因は「メンテナンス体制の合理化」であり、保線・電力・信号通信部門の予算・要員の削減です。さらに、JR東会社と一体で外注化・合理化を進めてきたJR東労組や闘いを放棄した国労本部に責任があります。私たちは、怒りを新たにし、労組交流センターこそ徹底的に事故の責任を追及して闘う責任勢力となろうと誓い、街頭宣伝に立ちました。

 「事故に対して何ら責任をとらないJRは許せない。外注化で多くの青年労働者の命が奪われている」「動労千葉はストライキで闘い、外注化を阻止している。6・13で反撃しよう。一緒に闘おう」という訴えに、青梅駅ではタクシーの運転手が熱心にタブロイド版を読み、バス運転手が「新たな全国運動」の賛同署名に応じてくれました。
 また、八王子駅では多くの青年労働者、学生から賛同署名、カンパが集まりました。会社をリストラされた30代の青年労働者は、解雇撤回を貫いて闘う国鉄労働者の存在に勇気づけられ、チケットを2枚購入しました。「国鉄1047名」と聞いて駆け寄ってきた女性は、解決案の核心が労働運動破壊であると知り、「新聞で解決したと報じられていたけれど全く違ったんですね」と怒りをもって賛同署名とカンパをしてくれました。派遣で働く青年労働者と熱心な討論になり、チケットを購入してもらった上で「また会って話しましょう」と連絡先を交換した仲間もいます。街頭での6・13組織化も始まっています。
 残り2週間、1047名解雇撤回闘争と国鉄分割・民営化との闘いはこれからだと全力で訴え、3000人結集を絶対に勝ち取ろう。(T)

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