国鉄・沖縄と一体で狭山勝利へ! 広島・福島町で集会
5月23日、部落解放広島共闘会議は、再審勝利へ不屈に闘う石川一雄さんと固く連帯し、「石川さん不当逮捕47カ年糾弾! 狭山再審闘争勝利! 国鉄・沖縄闘争と一体で狭山闘争・住宅闘争の勝利へ」を掲げて部落解放広島共闘集会をかちとった。「広島差別事件」をデッチあげ、階級的労働運動とプロレタリア革命への憎悪を組織しようとしたファシスト・転向集団=全国連中央の敵対を完全に粉砕し尽くし、福島町の地域交流センター(旧西隣保館)に50人の労働者、学生、市民が結集した。
基調提起を行った教育労働者は「大恐慌の下、大失業と戦争の過程が階級的労働運動の爆発過程として進む時代に入った。だからこそ国鉄闘争破壊の『解決案』と一体で狭山闘争を解体する3者協議路線が出てきた」と暴露し、「国鉄―安保・沖縄決戦の爆発で鳩山政権打倒へ! すべての力を6・13大集会3000人の結集の組織化へ! ここにこそ狭山勝利の唯一の道がある」と力強く提起した。
全国連西郡支部と八尾北医療センター、東日本共闘会議からのメッセージ紹介後、国鉄労働者と全学連からの国鉄・安保・沖縄決戦のアピールに移った。大江照己委員長と不当解雇された山田和広副委員長を先頭に動労西日本組合員が全員登壇し、「国労本部派による政治和解の承諾は労働者と労働運動を蹂躙する行為だ。1047名解雇撤回を貫き、“動労西日本ここにあり”という闘いをやる。JR西日本の青年労働者を獲得し組織拡大を実現する。6・13にすべてがかかっている。全員の結集を」と、国鉄決戦への烈々とした闘争宣言が発せられた。広島大学の全学連の仲間は、「5・15沖縄闘争で、安保・沖縄―国鉄決戦で学生、青年が決起する壮大な展望をつかんだ。この闘いの中に狭山闘争勝利と部落解放がある」と述べ、5・23沖縄再訪問であらためて辺野古案強行を宣言した鳩山への怒りを爆発させる沖縄労働者人民と団結し、安保・沖縄決戦に総決起をと訴えた。
決意表明のトップに立った広島連帯ユニオン草津病院支部は、全国連中央の卑劣な妨害をはね返して「ファイトが出た」という地元福島町で住宅闘争を闘う組合員(集会は仕事の都合で欠席)のメッセージを紹介した。「国鉄1047名闘争を始め、同じ目的を持っている同志の皆さんとともに一致団結して闘いましょう」とのメッセージに拍手が巻き起こった。さらに支部委員長から「当該の組合員を中心に村の仲間を獲得して『闘う全国連広島支部』をつくる、草津病院支部はその先頭で闘う」と力強い発言があった。
広教組の「日の丸・君が代」不起立被処分者、社保庁分限免職者の平口さん、高陽第一診療所労働組合、婦民全国協広島支部、広島東郵便局部落解放研究会、全国被爆者青年同盟、広島星野文昭さんを救う会から、勝利への確信に満ちた決意が続いた。まとめとして、広島県労組交流センターの仲間が「狭山勝利も国鉄決戦勝利の全国大運動の中にあることが全員の発言から鮮明になった。6・13集会へ、職場で賛同署名を取り、チケットを売ろう。動労千葉の物販闘争を」と方針提起があった。「団結がんばろう」の力強い拳に、すべての参加者の団結と決意が現れていた。(広島・KT)