東北石けん労組が地労委1日行動打ち抜く
5月20日、東北石けん労働組合は解雇撤回の旗を高く掲げて地労委1日行動を打ち抜きました。この日午後12時半、当該と支援の仲間たち11人が名取市愛島台の新工場門前に登場し、解雇撤回の怒りの弾劾を資本にたたきつけました。折しも国鉄1047名闘争解体策動が強行される中、東北石けん闘争が第2次国鉄決戦勝利の闘いと一体であることを門前で明らかにしました。新しい国鉄闘争の大運動を作り出し、労働運動の歴史を塗り替える闘いに挑戦しよう! ここにこそ東北石けん闘争勝利の路線があります。
門前ではまた、沖縄の全島で島ぐるみの米軍基地撤去闘争が爆発している中、5・15闘争に参加してきた仲間が、沖縄の心は「米軍基地撤去・安保粉砕」だ、国鉄決戦と沖縄決戦が結合した、今こそ鳩山政権を打ち倒し70年闘争を超える大決戦に起ち上がろうとアピール。6・13集会へ総決起することを全員が宣言しました。
門前から仙台市役所前へ移動して、新たに加わった仲間も加わって一緒に大街宣をやり抜きました。街頭での注目は抜群。「1047名解雇撤回!」をメインにしたビラの受け取りも良好でした。
そして午後5時から、県庁17階で地労委の調査の闘争が闘われました。さらに人数を増した支援と当該が、審問廷を怒りで制圧。今回は、公益委員が渡辺から菅原道隆に変更となり、まず当該が、この間地労委の予定がくるくる変わっている経過を明らかにしろと徹底追及。何とかはぐらかそうとする菅原の逃げを許さず、事務方に経緯説明をさせるところまで追い込みました。調査では、東北石けん・佐藤吉範が、工場と自宅のあった自分名義の土地を更地にして新しく2軒のマンションを建設していたことが明らかになりました。「従業員全員を解雇してマンション経営か!」と、どこまでも強欲な資本家の姿に全員が怒りの弾劾をたたきつけました。
今回の調査では、前回提出していた2名の追加証人に関して、畑文雄の側近で東北石けんに足しげく通い、今回の新工場別会社の不当労働行為の実行犯でもある佐藤部長の証人尋問が次回に行われることが決定されました(もうひとりに関しては却下)。
次回の審問は7月13日。攻防は頂点を迎えています。不当労働行為を満天下に明らかにし、畑と佐藤を徹底的に追い詰めていくことを全体で確認して、延べ30人の参加で1日行動を終えました。(東北石けん労働組合・H)