東京西部で動労千葉を支援する会の結成総会開く
5月20日、「動労千葉を支援する会・東京西部」の結成総会が63人の結集でかちとられた。勤務を終えた労働者が続々と結集し、開会前に準備した席は埋まり、青年が床に座り込んでの開会となった。東京で最初の結成ということもあってか、動労千葉から支援する会担当の執行委員である幕張支部の関道利さんが、同じく幕張支部の平成採の渡辺剛史さんを連れ立って駆けつけて下さった。関さんは、検修外注化攻防の最火点である幕張の闘いを臨場感をもって報告、会員拡大も訴えられた。
渡辺さんは、動労千葉に入った理由として、資本がスト破りを強要することへの怒りからであったこと、また「自分が関さんを信頼していると同時に、関さんから信頼されていることがわかったことが大きい」ということが語られ、参加者に感動を与えた。
連帯のあいさつとして、動労千葉を支援する会・山本弘行事務局長が「全国大運動を爆発的に推進していくために、各地で支援する会をつくっていこう。国際的にも注目を浴びている。フィリピンの航空労働者の組合、アメリカ・ILWUのジャックヘイマン氏、ブラジルのコンルータスなどから大運動への賛同・協力が寄せられている」と発言。支援する会・千葉の仲間は「ここにくる過程で東中野事故を想起した。この事故は、もの言わなくなったら労働者が殺されることを示すものだ」と、動労千葉のように現場から声を上げて闘うことの重要性を強調した。
集会の基調報告は、結成準備会代表の元教育労働者が行った。結成に至った経過として、特に昨年1年、東京西部ユニオンと青年部の闘いが牽引軸になって、自治体、教労をはじめ西部地区の労働者全体が自ら動労千葉労働運動を職場で実践するようになっていったことが、支援する会結成にこぎつけた決定的なバネになっていることが強調された。そして、1047名闘争解体攻撃に対して、日本の労働運動の責任勢力への飛躍をかけた決断としての結成であることが強調された。さらに、実践方針として、「新たな全国運動」と6・13大集会への総決起、会員拡大と物販運動の圧倒的な強化が提起された。
動労千葉の提起と基調提起を受けて、地区の労働者が決意表明。資本の組合つぶしと激しく闘い団結を強化している西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会の仲間、解雇と闘う日逓・中野の青年労働者、外注化攻撃と闘う自治体現業の労働者、業績評価制度と闘う教育労働者。地区の仲間が動労千葉に学び、動労千葉のように闘おうとそれぞれの職場で闘いに挑戦していることが報告され、「新たな全国運動」を先頭で闘う決意が表明された。
集会のまとめとして、支援する会の会員になり、全国大運動を前進させよう。西部地区を動労千葉物販で席巻しよう。6・13の3000人結集をめざした闘いにただちに入ろうということが確認された。最後にスクラムを組んで組合歌「われら国鉄動力車」を合唱し、団結がんばろう。6・13大集会への東京西部の労働者の総決起集会として、圧倒的な勝利感と戦闘意欲を高揚させてかちとられた。(東京西部・K)