全労協メーデーで国労闘争団員の決起報じるビラに衝撃走る
5月1日、全労協の日比谷野音メーデーに、東京労組交流センター、全学連の仲間20名でビラまきを行った。野音入り口のスロープで「1047名解雇撤回」などの横断幕、幟を立て、国労闘争団の3名が政府和解案を拒否した記者会見を報じるビラなど、3種類、約5千枚を撒ききった。国労本部は4・26臨時大会で政府案の丸呑みだけでなく、「企業内組合化」を決め、国労組織・闘争団・支援組織の解散に走ろうとしている。しかし、組合員や支援者はほとんど知らされていない。マスコミの「解決」報道だけが走り、大半が「良かった」と思っている。
そこに「闘争団3人が闘争継続を宣言」「訴訟取り下げ拒否」の見出しのビラが、「国労闘争団が政府和解を拒否しました」「1047名解雇撤回の大運動を」などのかけ声とともに手渡された。大半の参加者が、一瞬びっくりするが、手をさし出して受け取っていった。引き返してきて、「仲間と読むから10枚くれ」と取っていく参加者も多数いた。
会場内の国労が座る部分では、あらためて全員にビラが渡された。国労共闘の仲間の回りで全員がビラを食い入る様に読むという光景があちこちで生まれた。政府案の受諾を勝利として受けとめる者はだれ一人としていない。みなJRの謝罪、解雇撤回を求めて闘ってきたのだ。政府解決案の居丈高な組合破壊の内容を知れば、解雇撤回を貫く闘いが圧倒的な支持を得ることは確実だ。
国鉄分割・民営化反対、1047名解雇撤回の新たな全国大運動で、現場組合員・支援者の獲得と決起はまったく可能だと感じた。(T)