「もんじゅ」運転再開阻止! 文科省へ緊急抗議行動
4月27日、日帝の核武装推進の牙城である東京・霞ヶ関の文部科学省に対し、8・6広島─8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会は9人の参加で、もんじゅ」運転再開阻止の緊急行動に決起した。4月26日、川端文科相は直嶋経産相、西川福井県知事と共謀し、北陸新幹線などを餌に連休明けのもんじゅ運転再開を宣言。その矢先の同日深夜にナトリウム検出装置の故障が発生した。核武装を目的とし核事故を必然とするもんじゅ稼働を絶対許さない!
雨の中を駆けつけた首都圏の仲間は、ヒロシマ・ナガサキ、沖縄そして国鉄の怒りを胸に、民主党政権・川端文科相(連合・東レ労組出身)に対し、「もんじゅ運転再開をただちに中止せよ」の抗議ならびに質問状を叩きつけた。「もんじゅ全機器の検査結果を明らかにせよ」「(核兵器に最適の98%超高純度のプルトニウムを生産する)ブランケットを取り外すことを考えているのか」「考えていないとすれば、その理由を明らかにせよ」と一丸になって迫った。応対に出てきた原子力課担当官は「ご意見として受け取らせていただく」とつぶやくのみだ。回答を文書で送ることを申し渡した後、文科省正門前での抗議集会を断固としてかちとった。
国鉄で沖縄でそして核で、資本家階級の政権としての正体をむき出しにする民主党・連合政権への怒りを倍加させたわれわれの「日帝の核武装阻止! 民主党・連合政権打倒!」の訴えは、仕事帰りの労働者の圧倒的関心を引き、抗議文のビラが次から次と受け取られていった。
民主党・連合政権は、民営化と労働者の団結破壊の攻撃をますます強め、「対等で緊密な日米同盟関係」を掲げて改憲・核武装、戦争・核戦争に突き進んでいる。鳩山は昨年9月国連総会演説で、日本がすでに「核保有の潜在能力を持つ」と言明。日米密約問題をとおして、日米安保が核安保であることも完全に明らかになった。全世界の労働者・民衆の団結の力で、日本に核兵器を絶対に作らせず、戦争と核をなくすために全力を傾けて闘おう。(W)