5・23全関西狭山集会で八尾北労組が総反撃を宣言
5月23日、八尾市で狭山闘争勝利と「八尾北明け渡しを絶対に許さない」を掲げた全関西総決起集会が開かれた。暴風雨を突いて結集した260人の労働者、学生、住民で会場は埋めつくされた。誰の目にも鮮明になったのは、3・31売却攻撃を突きぬけた八尾北労組が、労働組合として力強く成長し、登場したことだ。追いつめられた田中市長は、自治体労働者の大合流に恐怖し、「5月31日までに八尾北を明け渡せ」と通告してきた。差別分断をうち破って階級的団結の砦となってきた八尾北労組解体破壊の大攻撃だ。
藤木好枝委員長が基調で「6・13新たな国鉄大運動巻き起こし、八尾北明け渡し攻撃をうち破ろう。労働者が勝利する情勢が切り拓かれている。八尾市800事業民営化と闘う自治体労働者の決起をつくり出そう。石川一雄さんと連帯し、国鉄-沖縄闘争の闘いと一体で、狭山闘争の勝利を切りひらこう」と提起した。
圧巻は八尾北労組の総決起、登壇だ。30年以上闘ってきた労働者から5月に就職したばかりの組合員まで、全組合員が発言に立った。「八尾市は八尾北を売り飛ばし、金に換えることしか考えていない。全国で闘う力を一つにし、団結を強めれば必ず勝利が見えてくる。団結の力を信じて闘う」「八尾北は命と健康を守る砦、私たち労組と全国の労働組合の砦だ」「嵐を八尾市全土に吹き込み、組合を甦らせよう」「国鉄を軸とした労働運動の中で八尾北決戦を闘う」「団結して八尾北をつぶさせない」と。灰垣美佐子書記長が「八尾北労組は小さい組合だが、自分たちの力で敵の攻撃をうち破って未来を切り拓いてきた。労働者にはその力がある。全国の労働運動を私たちの力でぬりかえ、6・13から国鉄-沖縄-八尾北一体で闘いぬこう」と決意表明を締めくくると、参加者は万雷の拍手で応えた。労組でも地域でも、青年が画期的な結集を開始し、青年労組執行委員が団結頑張ろうの音頭をとった。
6・13大運動へ、八尾北明け渡し粉砕へ、嵐のような総決起が始まった。階級的団結の拡大で必ず勝つ。これが私たちの戦闘宣言だ。(八尾北医療センター労組・A)