2010年5月 8日23:21

5・16団結街道閉鎖阻止の三里塚現地闘争に総決起を!

 三里塚反対同盟が呼びかける5・16団結街道閉鎖阻止の現地闘争への総決起を訴える。集会は、5月16日(日)午後1時半から成田市東峰の反対同盟の畑で開かれ、団結街道を縦断するデモを行います。閉鎖実力阻止の時は来た! 青年・学生を先頭とした5・15~16沖縄現地大闘争と固く連帯し、決戦の三里塚に総決起しよう!

 団結街道は、さる3月16日、廃道化決議を成田市議会が強行し、5月20日にも所有権が空港会社(NAA)に移譲されようとしている。また、第3誘導路計画は4月2日、NAAが国交省に工事の認可申請を行い5月24日に早くも公聴会が開かれようとしている。これまでの暫定滑走路と北延伸の時は、公聴会から1~2か月の間に認可がおり、数日後に即、着工となっている。この前例から察するに、6~7月中にも団結街道の廃止と第3誘導路の工事が着工されるかと言う、待ったなしの決戦情勢に突入したということだ。まさに3月の全国集会で宣言されたように「まなじりを決し、火の玉となって闘う」(萩原事務局次長)時が来たのだ。
 団結街道の廃止と第3誘導路計画は、悪辣きわまりない市東さん追い出し攻撃であり、三里塚闘争解体攻撃だ。団結街道の廃止は、ただただ営農破壊を狙った露骨な攻撃であり、道路法違反ですらある。第3誘導路は、全く不要なものだ。3月から、ほとんど着陸専用化している暫定滑走路では、東側第2誘導路すら使われていない有様だ。本当に許すことのできない攻撃だ。
 団結街道を廃止・封鎖し、第3誘導路で市東さんの自宅と畑を囲い込み、騒音と鉄のフェンスで二重三重に包囲し、叩きだしを謀る画策を断じて許すことはできない。今でも自宅の前の誘導路に航空機が行きかい、その離発着の爆音はガラス戸をビリビリと振動さすほどだ。第3誘導路ができたら、航空機の主翼は市東さんの母屋の屋根を覆うほどの至近距離となる。さらに、24時間365日続く工事騒音も国家的地上げ屋まがいの攻撃だ。やつらは、このことを狙って着工に踏み出そうとしているのだ。許せない、断じて許せない。人民の力で粉砕あるのみだ!
 市東さんと反対同盟は、戦闘的だ。市東さんは、「圧力を受ければ受けるほど反発心が高まるのが人間じゃないですか。そうやって三里塚は44年、闘いを貫いてきたんです」。また、こうも言っている。「こんな攻撃を受けるほど、負けるもんかという気持ちが強くなります。ここで闘う意義をますます強く感じています」と。この徹底非妥協・不屈の闘魂こそ、44年の三里塚が生み出したものだ。この市東さんの決意に応えて、5・16三里塚に結集しよう。
 三里塚闘争は、国鉄、沖縄、法政大での決戦とともに、今日の大恐慌・大失業と戦争の時代に真っ向から立ち向かい、革命への道を一直線に切り開く偉大な闘いだ。とりわけ80年代の新自由主義のもたらす大反動、戦後最大の反革命を動労千葉とともに突き破り、労農同盟を打ち立て、70年決戦の切り開いた革命的地平を守り抜いてきた革命の砦だ。その闘いは、「一切の話し合い拒否・空港絶対」「農地死守・実力闘争」という非妥協・不屈の闘争原則を生み出し、すべての闘う人々に、闘えば勝てると言う勝利の展望を示している。
 そして今、三里塚闘争は、成田空港の完成を阻止し、軍事空港化を阻み、沖縄とともに日米安保体制粉砕・日帝鳩山政権打倒の最前線で、日帝のアジア再侵略=東アジア共同体構想を厳として阻んでいる。三里塚決戦の爆発で、日帝・NAA・成田市の反動どもを震撼せしめよ! 5・16三里塚に大結集して闘おう!

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