第2次国鉄決戦勝利へ、郡山労働者集会が大成功
3月16日、福島県郡山市において「国鉄1047名解雇撤回!JR検修業務全面外注化阻止!郡山労働者集会」が、解雇撤回を闘う国労秋田闘争団、検修外注化阻止を闘い抜く動労千葉幕張支部、動労水戸勝田支部、国労幕張電車区分会、国労郡山工場支部とJR東の各車両検修職場で働く労働者が連帯と交流を求めてはせ参じ、50名を超える結集で大成功しました。
司会のふくしま合同労組の女性労働者は「今は若い人が職につけない時代、この状況を変えて行きたい!」と力強く開会を宣言しました。
国労郡山工場支部書記長の橋本光一さんは基調提起で、3月4日に亡くなった動労千葉前委員長の中野洋氏の思い出を紹介し、「自分も中野さんのように死ぬまで労働運動を貫きたい」と決意を語り、現代は資本主義の終わりの時代だと時代認識を明らかにし、「今こそ民主党・連合政権を打倒しよう!」と訴え、郡山工場の外注化の実態、JRの全面外注化攻撃の矛盾を暴露しました。「既成指導部は外注化に反対できない。なぜなら外注化絶対反対は資本主義の否定だから。ここで反撃できなければわれわれに未来はない。外注化絶対反対闘争には勝算がある。第2次分割・民営化決戦、今度は勝つ!」と熱烈に訴えました。
1047名解雇撤回闘争について、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが特別報告にたち、資料を示しながら、本州はもともと定員割れで全員採用だったこと、小玉さん自身が23年前いったんは「採用名簿」に搭載されていたにもかかわらず、鉄道労連(旧動労)カクマルが旧国鉄総裁杉浦にねじこみ、現JR東海会長・葛西敬之の指示により意図的・計画的・自覚的に「秋鉄局に連絡し採用名簿から外した」事実を怒りを込めて暴露し、断罪しました。また、今回の和解案は「解雇を認めろ!JRに法的責任はないと認めろ!不当労働行為はなかったと認めろ! というもので『解決案』ではまったくない」とし「屈服と裏切りの『和解』をキッパリ拒否してあくまで解雇撤回を求めて闘いぬく!」「1047名解雇撤回闘争は2000万青年労働者の未来がかかった闘い。われわれの23年の闘いはこれから光り輝く! 国労も闘う労働組合に作り変えよう!」と訴え、最後に4・11秋田集会への結集を呼びかけました。
続いて車両検修職場からの報告として、勝田車両センターから動労水戸勝田支部、幕張車両センターからは国労幕張電車区分会、動労千葉幕張支部の関道利さん(本部執行委員)の報告を受けました。動労水戸からは、「去年1年の闘いで路線、方針、指導さえちゃんとしていれば勝てる確信をもった」と。国労幕張電車区分会からは職場で起きている矛盾の数々が報告され、「全面外注化で収拾がつかなくなる。何か起きてからでは遅い。一番知っているのは現場労働者、外注化阻止で闘う!」。関さんからは、この間の動労千葉への組織破壊攻撃の実態が語られ、「この攻撃は動労千葉の組合員がいたら外注化ができないことからきている」と、連続ストライキで検修外注化の4月実施を阻止した闘いが自信に満ちて報告されました。
全金本山労組の長谷副委員長、国労新潟の星野さん、自治労の青年労働者、ふくしま合同労組の仲間、郵政労働者が発言。「第2次国鉄決戦は自らの職場生産点にあり」ということがそれぞれに核心的に語られました。特別決議採択のあと、集会のまとめと3・20総決起を呼びかける行動提起をNTTの仲間が行い、団結ガンバローで集会を締めくくりました。(福島・O)