国鉄決戦勝利へ、神奈川で集会
3月5日、かながわ労働プラザにおいて、「国鉄闘争勝利!神奈川集会」が85人の結集で行われました。神奈川の仲間は年初から「国鉄闘争で革命をやろう!」と全県でのべ200近い国鉄オルグ行動に入り、また自分の職場を戦場に全員が国鉄決戦を闘い抜いてきました。3・5集会は、検修外注化にむけた動労千葉組織破壊攻撃、1047名闘争の解体策動、そして前日の動労千葉中野顧問の逝去の報を受けるなかで、「重大情勢を迎え撃ち、全員が国鉄闘争の主体として闘う」という決意あふれる集会として勝ち取られました。
国鉄闘争報告として、動労千葉争議団の中村仁さんから講演を受けました。中村さんは、「分割・民営化に反対して動労千葉は28人の解雇者を出している。闘って傷ついたけれども、それをバネに頑張ってきたからこそ今の動労千葉がある。労働者は闘わなかったらダメなんだ」と熱く訴えました。さらに、「いま非正規職労働者が置かれている状況のように『明日から会社に来なくて良い』というのを泣き寝入りするのか、それとも冗談じゃないと闘うのかどうかが問われている。全労働者が分断をこえて団結して闘う時だ」「神奈川でも動労千葉を支援する会を立ち上げてともに闘おう」と呼びかけました。
続いて国労闘争団の仲間が、1047名解体策動をめぐって「今頭を下げたら、日航も社保庁も同じようにされてしまう」と危機感を語り、「忘れてはならないのは、誰も好き好んでクビになったんじゃない」「4者4団体はその怒りを忘れたのか」と政府・当局・裏切り者の労組幹部への怒りを込めて訴えました。
基調報告は国鉄支援陣形の一つである自治労横浜の仲間が提起しました。「1047名闘争解体策動は絶対に許すわけにはいかない。この攻撃は全労働者にかけられた攻撃だ。だからこそ全員がこの闘いの主体であり、国鉄闘争勝利の中に全労働者の未来がある」「何よりも全員が職場で闘うことが重要だ」と自らの職場の課題を交えながら訴えました。
国鉄決戦と一つの闘いとして役員選挙を闘ってきた教育労働者からは、「現執行部が票を減らす一方、私たちは昨年度を上回る票を獲得した。体制内労組幹部が青年を見下す中で、青年労働者が自ら名前を出して推薦文を書いてくれた」と、選挙戦の熱気そのままの生き生きとした報告が行われました。
さらに、全逓労働者、自治体労働者、8人で参加したス労自主の仲間、医療福祉労働者、不当解雇撤回闘争を闘う合同労組の仲間、合同労組の青年労働者、婦民全国協相模原支部の仲間などが発言。最後に「国鉄1047名解雇撤回闘争の解体を許さず第二次国鉄分割・民営化決戦を闘う決議」をあげ、「中野顧問は『お前らに万を動かす感動を味わせてやりたい』と常々いっていた。2010年、国鉄闘争を軸に闘い抜いて、秋には1万人を実現しよう。3・20に総決起しよう」のまとめの言葉で集会をしめくくりました。(神奈川・M)