沖縄春闘集会、国鉄決戦と5・15へ戦闘宣言
3月7日、那覇市で春闘総決起集会が開かれた。沖縄労組交流センター呼びかけの実行委員会主催で、国鉄1047名解雇撤回と沖縄闘争への総決起、そして10春闘勝利に向かって戦闘宣言を発する集会として闘いとられた。
主催者を代表して沖縄労組交流センター代表の柿本博人さんから、昨年3月の春闘集会以降の闘いをふり返り、「今こそ国鉄1047名闘争で全労働者の総決起を開いていこう。とりわけても青年労働者の決起をかちとっていくことが重要だ。今春闘の核心がここにある」「本日の集会を出発点にして5・15沖縄闘争の爆発を切り開いていこう」と訴えた。
沖縄労組交流センターの青年労働者から基調報告が提起された。冒頭「国鉄1047名解雇撤回、検修業務全面外注化阻止の闘いは沖縄のみならず、日本の労働運動全体、私たち労働者全体の行く末を決めていく闘いです」と国鉄闘争の決戦性を鮮明にした。そして「政治解決路線を徹底粉砕し、国鉄決戦勝利=1047名解雇撤回・検修業務全面外注化阻止へ、動労千葉のストライキと固く連帯して闘おう」と訴えた。そして反合闘争と賃金闘争の意義を明確にさせ、10春闘勝利へ体制内勢力を打ち倒して闘うこと、さらに今年5・15沖縄闘争の決戦性を鮮明にして総決起していくことを提起した。最後に最も核心的なこととして、青年労働者の決起を全力あげてつくり出すことを訴えた。
連帯のあいさつとして、北中城村議会議員の宮城盛光さんと沖縄万人の力で星野さんを取り戻す会の和田邦子さんから、力強い発言を受けた。
後半は各職場からの報告と決意表明だ。NTT労働者、うるまユニオン(沖縄北部合同労組)、民間パート労働者、南部合同労組、基地労働者らが次々と元気良く発言した。うるまユニオンの富田晋副委員長は、「青年労働者は闘いに飢えている。そういう僕らがいるんだということが決定的だ」と述べ、「新基地建設阻止は労働者と労働組合の問題だ。5月決戦で民主党政権を打倒しよう」と訴えた。
最後に、閉会のあいさつとして、NTT労働者の真喜志康彦さんから、「本日の集会の結論は青年労働者の獲得につきる。ここで勝負していこう」と訴え、頑張ろうを三唱して集会を終えた。参加者は集会後、県庁前広場に移動し、国際通りを元気良くシュプレヒコールをあげ、戦闘的デモを打ち抜いた。(沖縄労組交流センター・Y)