動労西日本・山田副委員長が解雇撤回へ渾身の訴え!
動労西日本の山田和宏副委員長は、自身にかけられた雇い止め解雇通告を激しい怒りをもって弾劾し、解雇撤回・契約社員制度撤廃へ、全労働者、とりわけ青年労働者の総決起を呼びかける訴えを発しました。以下紹介します。(写真はJR岡山駅前で訴える山田副委員長)
【山田副委員長の訴え】
解雇通告を許さないぞ!紙切れ1枚で、しかも理由も明確に出さずに首を切る。これは、国鉄分割民営化のときと全く同じじゃないか。JR西日本岡山支社がいうには、「勤務状況を勘案して」とのことだが、これだけでは全く理由になっていない。具体的にどういった理由で解雇なのか、明言を避けている。
また、契約社員制度そのものも許せない。今回の通告は契約更新をしないということだが、仮に契約更新されたとしても、2010年12月18日をもって5年経ったから解雇ということだ。首切りを平気でやっておきながら、一方では新たに契約社員の募集をかけている。JR西日本のホームページのみならず、求人情報誌にも広く募集をかけているのだ。いま働いている労働者の生活を奪っておいて、新しく雇うとはなんなのだ。モノと同じじゃないか! この悪質極まりない契約社員制度を即刻廃止させよう。1日たりとも認めるわけにはいかない。
そもそもこの契約社員制度は、体制内労組=西労組がJR西日本当局と協約を結んでいるから成り立っているだけのことだ。西労組が青年の怒りを抑え込んでいるにすぎないのだ。西労組が契約社員制度を認めなければ、青年労働者の怒りで、こんな制度はとっくにつぶされているだろう。西労組を許すことはできない。
これに対し、動労西日本は1人の解雇も許さないという労働組合の原則にたって闘っている。職場や地域でビラをまき、ストライキや労働委員会闘争も含め、あらゆる手段でJR当局を弾劾してきた。ここで西労組は、青年労働者が動労西日本に加入することを恐れ、私の職場でのビラ配布に対し処分を出すように、JR西日本岡山支社に泣きついたのだ。JR西日本岡山支社も、私を1日たりとも現場においておけないところまで追い詰められているのだ。だから解雇という暴挙に打って出てきたのだ。
JR西日本は闘う労働者を排除しておきながら、一方では安全対策に力をいれているとうそをついている。全く尼崎事故を反省していない。安全の最後の砦は労働者であるという考えがない。動労西日本の闘いをつぶすために解雇通告を出してきた。労働者が何人死んでもかまわないというJRの意思は明らかだ。絶対に解雇を撤回させるぞ!