コンルータスが6学生逮捕に弾劾声明
2月19日、ブラジルの戦闘的・階級的労働運動のナショナルセンター、コンルータス(全国闘争連盟)は、2月5日の法政大学正門前での6学生逮捕に対して、弾劾声明を出した。コンルータスは、ブラジルでルラ政権と正面から闘っている。ルラは戦闘的労働運動の出身でありながら体制内化し、政権中枢に金融資本の代表をすえて、以前の保守党政権以上に凶暴に新自由主義を推進している。ブラジル最大の大学であるサンパウロ大学では、2006年から軍隊の常駐、情宣禁止、監視カメラの大量設置が始まった。かつての軍事政権下でさえやらなかった規模の露骨な言論弾圧だ。コンルータスに結集する学生たちは実力でその弾圧と闘っている。法大の闘いは、ブラジルの闘いとそっくり同じなのだ。
【コンルータスの声明】
6学生を直ちに釈放せよ!
われわれは、学生たちが大学の正門近くで単にビラを配布していた時に、法政大学当局の支援を受けた東京都警視庁公安部が、「威力業務妨害」の名をもって6名の学生を逮捕し去ったことを知らされた。
これは、言論の自由に対する公然たる攻撃である。
われわれは、東京都警視庁公安部がすべての学生を直ちに釈放することを要求する。
われわれはまた、法政大学当局に対し、学生運動に対するあらゆる弾圧を中止し、学生と労働者が団結する民主的権利を保障することを要求する。
ディルセウ・トラベッソ
コンル―タス・全国書記局