婦民全国協関東ブロックが2010年の旗開き
1月11日、都内で婦人民主クラブ全国協議会・関東ブロックの旗開きが、勝負の年2010年の幕開けにふさわしく明るく開催された。三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の鈴木いとさん、動労千葉家族会会長の佐藤正子さん、全国労組交流センター女性部長の長谷川ユキさん、部落解放同盟全国連合会・杉並支部の田中礼子支部長、全学連書記長代行・松室しをりさんと出獄した法大文化連盟の倉岡雅美さんら、共闘の仲間がかけつけ、首都圏の各支部の会員が元気につどった。
最初に西村綾子代表が、「年末に奪還された学生さんや三里塚の鈴木いとさんを迎えて、いよいよ決戦の年に出発しようという会をもてることが本当にうれしい。昨日、三里塚の旗開きに朝デモから参加して、反対同盟の意気軒昂とした闘いのアピールを聞き、また検修・外注化阻止決戦でJR体制・鳩山民主党政権を倒そうという動労千葉・田中委員長の呼びかけを受けて、三里塚と国鉄で分離独立をかけて闘った婦民がここでまた全力を尽くすときと思う。沖縄の闘い、改憲阻止の闘いも勝負のとき。がんばりましょう」と年頭の挨拶を行った。
豊島支部の高木美佐子さんの音頭で乾杯。もちよった手作りのごちそうを満喫しつつ、多くの発言をじっくり聞くことができた。三里塚の鈴木いとさんは今年も元気いっぱい。昨年の国際連帯の感激をもちつつ、前日の反対同盟旗開きで発表された闘争宣言を読み上げ、2・25現闘本部裁判反動判決を迎え撃ち、実力闘争を復権させ3・28全国集会に集まろうと呼びかけた。動労千葉からのメッセージが読み上げられた後、動労千葉家族会の佐藤さんは、「検修・外注化でJRは鉄道会社じゃなくなる。安全も放り投げていくあり方を家族も許さない」と決意を述べた。労組交流センター女性部の長谷川さんは「今年も3・8国際婦人デー闘争を婦民とともに呼びかけて大成功させたい」と述べた。
未来をつくる学生たちにはとりわけ参加者の温かい拍手。8カ月に及ぶ獄中闘争を闘った倉岡さんは、留置場女子房の処遇の悪さを弾劾しつつ、「全国大学の先頭で法大闘争をさらに闘う」と決意を述べた。松室さんは「獄中から同志を奪還しものすごい力を得た。教育の民営化粉砕で闘う」と。全国連杉並支部の田中さんは、昨年の全国連本部からの除名処分を弾劾しつつ、「動労千葉とともに革命をめざしたら処分というのは本部の屈服を証明したようなもの。狭山・西郡住宅闘争をしっかり闘う」と表明した。
続いて婦民全国協の関東各支部から活動報告と抱負が次々に語られた。職場の非正規化、子どもたちの保育や教育現場への矛盾の集中との闘い、高齢者の課題、事業仕分けによる医療のさらなる剥奪への怒りなど、道州制・民営化、労組破壊攻撃に直面している労働者・労働者家族として怒りの根源を撃とうと発言が続いた。最後に鶴田ひさ子事務局長が「敵の矛盾と破綻点をついて、検修外注化阻止の国鉄決戦に1~3月全力を挙げて闘い、民主党・連合政権を倒そう。その中に3・8を据えていこう」と結んだ。(T)