2010年1月 2日19:17

2・13集会を訴え、都内で年始駅頭宣伝に連日決起

 東京の労働者は、2・13全国労働者総決起集会の年始駅頭宣伝に連日決起しています。元日は早朝より都内の郵便局に、銀座局での死亡事故を弾劾するビラを入れ、正午からは秋葉原や池袋の駅頭で街頭宣伝を行いました。2日は錦糸町駅などに展開しました。旗を林立させ、マイクで宣伝しながら、2・13集会賛同の署名とカンパを訴え、大きな成果を上げています。とくにJRの利益追求・安全切り捨ての経営を徹底的に弾劾し、駅頭の注目を集めました。「今でも事故が多いのに、JRはどうなっているのですか」「ひどいですね」という声が多く寄せられました。(写真は錦糸町駅前)

 「JR東日本が4月1日に強行しようとしている列車の検査・修理部門の外注化、丸投げは、安全と労働者の切り捨てです。第2の尼崎事故に行き着きます。検修の仕事を担っている動労千葉の労働者が警告し、鉄道の安全を守るためストライキに立ち上がります。殺される前に、一緒に闘いましょう」「国鉄分割・民営化から労働者の首切りと使い捨てが蔓延した。国鉄1047名解雇撤回は大失業攻撃を打ち破る突破口です。労働者の団結した力で、世の中をひっくり返そう」「昨年以上に大量の労働者が首を切られている。首切りに賛成した連合幹部を取り込んだ民主党・鳩山政権を打倒しよう!」の訴えに、多くの労働者の共感が寄せられています。
 中でも国労の保線労働者の訴えは圧巻でした。「JRになってから350人以上の労働者が事故で命を奪われている。ほとんどが子会社、孫会社の労働者です。車両や信号の故障も多発し、列車の遅れが毎日起きています。しかも事故の責任をすべて労働者に押し付けている。検修全面外注化はJRが鉄道会社としての安全責任をすべて投げ出すものであり、打倒するしかない。本社にデモをかけよう!」「業務の外注化は労働者の切り捨てであり、青年労働者を非正規の不安定雇用に突き落とす。絶対に許さない!」と、JR青年労働者の決起を促し、JRを利用するすべての労働者に「外注化阻止を共に闘おう」と呼びかけました。
 署名に応じた中にはJRで親族が働いていた人がいました。「私の兄はもう定年になりましたが、JRになって安全がないがしろにされていくことに苦悩していました。これ以上切り捨てるというのですか」と怒りをあらわにし、ストライキ支援にと1000円カンパしていきました。また署名に応じた高校生グループは動労千葉を知っており、ストライキで闘う動労千葉の闘いが次の世代にしっかり継承されていました。
 尼崎事故を繰り返すな! 検修業務外注化阻止の闘いは全労働者の闘いとして確実に爆発します。ここで闘う労働組合の存在が希望となっていることが決定的です。2・13集会を5000人結集へ進撃しよう!(M)

関連記事:この記事と同じカテゴリーの記事

Previous Next Move Close