2009年12月14日09:13

「星野文昭さんを自由に!」第二次再審勝利へ広島集会かちとる

 12月13日、広島市内で、広島星野文昭さんを救う会主催の「獄中35年 星野文昭さんを自由に!第二次再審勝利!12・13広島集会」が、40人近い広島の闘う仲間を結集してかちとられた。この集会は、11月27日の東京高裁への第二次再審請求書の提出と翌28日の星野全国集会の大勝利を受けて開催された。星野第二次再審闘争を全国に拡大していく突破口になったのだ。

 集会は、共同代表の大槻泰生さんの連帯メッセージの紹介から始まった。続いて11・28集会への星野同志のメッセージを「基調」として増上昭典さんが読み上げた。「星野の闘いを日々の行動の中に血肉化しよう。メッセージには私たちの闘いそのものが書かれている。メッセージに学んで星野と共に闘う!」という増上さんの決意を参加者一同が共有した。
 ビデオ『第二次再審のあゆみ』が上映された後、第二次再審闘争の意義と松川裁判闘争の教訓について、全国再審連絡会事務局の米山実則さんが講演を行った。「再審請求書は、司法関係者しか分からないような大部のものではなく、そのまま労働組合に持ち込んでも労働者を学習会に組織できるような武器としてつくった。誰が見ても『一点の曇りもなく』星野文昭さんは無実!と確信できるこのパンフを持って労働組合の中に入り攻勢に転じよう!」「松川事件は、国家権力によるフレームアップ。最初から戦後労働運動の破壊、労働組合解体のために仕掛けられた弾圧としてあった。権力の死刑・無期攻撃を労働組合・労働運動の団結の力で覆した闘いは、星野第二次再審闘争を闘う私たちに、闘えば必ず勝利できることを示している。この闘いに学びきろう。ゼネストをやれば社会を止めることもできるのが労働者の力だ。この力で星野再審の扉をこじ開けて、星野さんを取り戻そう!」と米山さんは熱烈に訴えた。
 決意表明に移り、動労西日本のメッセージが読み上げられた。その後、教育労働者・自治体労働者・広島連帯ユニオン・高陽第一診療所労組・全学連から、職場・学園で闘うことと星野再審を闘うことは一体、全力で第二次再審闘争に取り組むという発言があった。決意表明の最後に広島県労組交流センターから「今年の全国総会で星野再審に取り組む決議をあげた。これは本格的に労働運動が勝利する時代に入ったという宣言だ。11月22日には広島連帯ユニオンでも定期大会で星野再審闘争に取り組む方針を確認した。11月集会に結集した5850人を1万人にすることが星野さんを取り戻す道だ。直ちに10春闘に突入しよう。その軸は1047名解雇撤回闘争だ」との発言があった。最後に、「職場で星野再審闘争を訴えよう。地域で署名を集めよう。物販と一体で、労働組合に署名を持ち込んで星野再審を実現しよう。星野さんを私たちの手で何としても取り戻そう!」とのまとめの提起があり、高揚のうちに集会は終了した。(広島・T)

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