ドイツ『左翼新聞』が11月労働者集会を大々的に報道
今年の11月労働者集会にはドイツの『左翼新聞』から2人の記者が訪日し、取材したが、同紙はこのかん日本・韓国にかんする記事3本をすでにインターネットにアップしている。そのうちの1本は11・1労働者集会ついての報道だ。「日本における階級闘争的運動の行動日」というタイトルの同記事(アドレスは下)は次のように書いている(抄訳)。
http://www.linkezeitung.de/cms/index.php?option=com_content&task=view&id=7582&Itemid=199
「大東京圏は、産業・技術において世界の中心の一つだ。また国際的な資本主義において一つの基幹的位置を占めている。だが、まさにそこに、活発で活動的な戦闘的労働運動が存在していることはほとんど知られていない」
「注目すべきこの運動のモーターになっているのは動労千葉だ。1987年に日本の国鉄が分割・民営化されたとき、すべての組合が当時の政府と手を結んでこの分割・民営化に協力するか、あるいは言葉の上ではともかく実際には何もしなかった。動労千葉だけがこの新自由主義的攻撃に対して決然としたストライキで闘ったのだ。それ以来、動労千葉は、大資本の意のままに動く労働組合の体制内指導部を拒否する戦闘的潮流の結集軸になっている」
「11月集会は戦闘的で、さわやかだった。数千の参加者が発言に集中しているのが印象的だった。資本主義に反対する全世界の運動・活動家を一つに糾合していこうという熱意がはっきりと感じられる。日本の同志たちは外国の仲間にたいしてとても心優しく、感動的な連帯の精神に満ちていた」
ドイツ『左翼新聞』では、この11・1報道に続いて、韓国・民主労総労働者大会の記事(第2弾)、そして前夜祭でのサンヨン自動車労働者の舞台パフォーマンス(第3弾)が掲載されている。日・韓の階級闘争がほとんど知られていないドイツ・ヨーロッパに、貴重な闘いの窓が開かれた。(To)