10・31国際連帯集会、日米韓とブラジル4カ国の団結築く
11・1労働者集会前日の10月31日、千葉市内で、動労千葉の主催のもと、来日したアメリカ、韓国、ブラジルの代表を招いて国際連帯討論集会が開かれた。動労千葉の長田敏之書記長による日本の階級情勢についての提起を始め、各国の闘いが報告される中、労働者階級が直面している課題はどこでもまったく同じだということが改めて鮮明に突き出された。世界の労働者には、大失業・戦争と対決するために、新しい戦闘的なリーダーシップが必要だ! 全参加者がこの点で一致し、翌日の集会の大成功を闘いとることを誓い合った。
アメリカからはスティーブ・ゼルツァーさんや、ILWUローカル10のアンソニー・レビージさんなどが、アフガニスタンでのオバマの戦争政策に怒りを表明。「労働者の犠牲による資本主義の再建など絶対に許さない」(レビージさん)。ジョセフ・プリスコさんは所属する組合を職場からの闘いで闘う組合に変えていくと発言。ブラジルから初参加したファビオ・ボスコさんは、労働運動の指導者だった人物が権力の座についたとたんに大資本の手先に変質したと、ブラジルの現情勢と闘いを報告し、「労働組合破壊攻撃と闘おう!」と訴えた。韓国からは民主労総ソウル地域本部のチェジョンジン本部長が代表参加し、労働者の生存権そのものを奪うイミョンバク政権の攻撃に団結を固めて立ち向かう決意を明らかにした。
日米の学生の発言も感動を呼んだ。カリフォルニア大学バークレー校からやってきたクレア・キーティングさんは、学生と労働者の共同行動こそが闘いの爆発にとって決定的だったと語り、11月17日からは3日間にわたりカリフォルニア州のあらゆる教育機関をぶっとめる大ストライキに突入すると報告した。これに応えて全学連委員長代行の坂野陽平君が、「教育の民営化反対! 教育を学生の手に奪い返そうというスローガンは、日本もアメリカも全く同じだ。世界の学生が団結して闘う中に未来がある」と呼びかけた。
資本の支配を終わらせるために、闘う労働組合をよみがえらせるために、最先頭で闘っている同志たちがここにいる! この国際連帯と団結の拡大こそが全世界を変革する力だ。11・1をその決定的な跳躍点として闘おう!(S)