10・9宮城労働者集会11月1万人結集へ高揚
10月9日、仙台市内で「10・9宮城労働者集会」が65名の参加で勝ち取られた。基調報告には、道州制・民営化攻撃と闘わない労組執行部との路線的激突を開始した自治体労働者が立った。「自民党を倒した労働者の叫び・怒りと結びつき、労働組合が先頭に立って世の中を変える時代がやってきた。今日一番訴えたいのは、国鉄1047名解雇撤回闘争に団結して、首切り反対、戦争反対の日本の労働者の大きな決起をつくり出そうということだ。うちの組合の執行部は、首切り・賃下げを明言する市長と話をつけてやっていくとしているが、実際に働いている労働者が団結して闘うことが一番の核心だ。闘っても勝てない、労働者には力がないという労働組合を変えていこう。11・1全国労働者集会へ結集し、日本の労働者の闘いを示そう」と鮮明にうったえた。
特別報告には、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが立った。「国鉄分割・民営化を絶対にゆるさない。JR会社と闘わないといって和解した国労本部をうち倒す。闘ってきた原告団の一部が情勢に負けて国労本部とくっついた。政治解決というが解雇撤回はない。国鉄赤字を作った張本人の小沢・鳩山に土下座するのは裏切りだ。11月1万人決起で資本と労働者の力関係をひっくり返そう。新自由主義にとどめさそう」1047名解雇撤回闘争の先頭に立つ小玉さんのアピールに万雷の拍手が寄せられた。
年収100万円以下の青年の怒りのカンパアピールに続き、決意表明に次々と労働者・学生が立った。「現場の怒りでJPEXを粉砕した。労働者は団結すれば勝てる。国鉄決戦に勝利して時代を動かそう」(全逓労働者)、「血わき肉踊る時代だ。失業給付が切れる中、アルバイト体制に入り闘っている。地労委審問闘争、門前闘争を闘い11・1へ」(東北石けん労組)、「資本の全攻撃に打ち勝った本山闘争は、国鉄分割・民営化攻撃と一体の攻撃として、85年から国家権力による度重なる弾圧との闘いに入った。これと闘うのかをめぐる運動内部からの弾圧と闘ってきた。そして新自由主義に風穴をあけ勝利した。」(全金本山労組・長谷副委員長)、「自己評価シートの提出を拒否し闘っている。仲間を作って闘う。」(教育労働者)、「組合執行部に対して、闘いを求める組合員の反旗が起こった。先頭で闘う。」(自治体労働者)、「闘う方針を出したら全金本山のように闘うのかと自治労本部が妨害してきた。民営化・道州制の下での競争入札・解雇攻撃と闘う。問われているのは自分だ」(清掃労働者)、「当局と勝手に妥結し、結果だけを組合員に知らせる組合を、労働者の団結で資本と闘う労組へと変えていく」(自治体労働者)、「学生の未来は国鉄1047名解雇撤回を掲げて闘う11・1にある」(東北大学生)。
国鉄1047名解雇撤回、道州制・民営化絶対反対を鮮明に掲げた今集会は、体制内労組執行部と対決し、職場に分岐・激突を持ち込み、本物の労働者の団結・闘いをつくってきた仲間が集まった。去年までとは画然と違う闘いに、みな高揚し、決意を固めあった。11月1万人結集へ、みやぎからも全力で闘う。(宮城・G)