名古屋と岐阜での裁判員裁判第一号に抗議行動
10月6日、裁判員制度はいらない!大運動・東海連絡会が呼びかける名古屋と岐阜での裁判員裁判第一号への抗議行動が朝8時から昼過ぎまで行われました。名古屋では、呼び出し状を送った74名のうち,辞退許可23名,不達4名を除く47名中,出頭42名で,出頭拒否者が5名。岐阜では呼び出し状を送った43名のうち,辞退許可6名を除く37 名中出頭32名で,ここでも出頭拒否者は5名にのぼりました。各地で、呼び出し拒否があいつぐなかで、制度廃止にむけてまた大きな前進がかちとられています。
愛知・三重・岐阜の弁護士から200名を超す裁判員制度の廃止を求める声明が出されるなか、名古屋地裁前抗議では、地検の入場に「市民参加は建前だけだ。被告人の弁護権を破壊するな。新たな徴兵制を辞めろ!」の怒りの声が直撃しました。東海連絡会の弁護士や東海合同労組、ス労自主などの労働組合、百万人署名運動・愛知連絡会、岐阜連絡会が早朝から岐阜駅や名古屋市役所前で「裁判員制度廃止へ!」を訴えビラ配布を行い、「裁判員制度の正体は、現代の赤紙で市民を強制動員し、国家権力の統治主体に仕立て上げる思想改造攻撃です。裁判員制度廃止の運動は、改憲阻止、戦争国家化阻止の運動です。絶対反対の力で裁判員制度を廃止に追い込みましょう!」と訴えきりました。
小雨が降る中を名古屋地裁前に「ストップ!裁判員制度」の真っ赤な横断幕が登場し、東海連絡会のビラ500枚と大運動の三つ折りリーフレット200枚は傍聴希望者や裁判所に出入りする労働者・市民に手渡されました。裁判員制度廃止を求める署名には幾人もが署名をしてくれました。
岐阜での反対行動は写真で大きく報道されています。岐阜でも名古屋でも出頭拒否者が5名も出てきました。呼び出し状の43%=32名しか出頭しないという制度の破たん=労働者の抵抗を示しています。裁判員制度は、労働者・市民を分断して統治主体=戦争体制に組み込む改憲攻撃です。労働者の団結した力で裁判員制度を廃止へ追い込もう! 戦争・改憲と民営化・労組破壊攻撃と対決する11・1全国労働者総決起集会に一万人を結集させる闘いが決定的です。東海の絶対反対派は11・1へ総決起しよう!(東海 SK)