10・2郡山労働者集会大成功! 11・1への総決起を誓う
10月2日、郡山市ビッグ・アイで、「国鉄1047名解雇撤回!道州制・民営化粉砕!10・2郡山労働者集会」が、会場を埋める60名の参加で勝ち取られました。
「4・25尼崎闘争」のDVD上映の後、司会の「福島・星野文昭さんを取り戻す会」の労働者は、この日行われた全国一斉の不当家宅捜索に抗議し、「全国一斉ガサに負けずに本集会を成功させよう!」と力強く開会を宣言しました。
主催者を代表して、国労郡山工場支部の橋本光一さんから基調が提起されました。橋本さんは「労働者階級は8・30総選挙で自民党を打倒した。これは壮大な階級決戦の始まりだ。8・30をもって、時代は労働者・労働組合をめぐる攻防が階級闘争の一切を決する情勢に突入した」と時代認識を鮮明に提起しました。さらに、「8・30情勢は1047名解雇撤回闘争に新たな生命力を注ぎ、その巨大な意義を浮き彫りにした。1047名闘争を先端とする首切り反対・解雇撤回の闘いは、今や6千万労働者の課題となっている。『国鉄1047名解雇撤回』を掲げる11月の集会は、大恐慌・大失業と対決する最前線の闘いだ」と11・1日比谷野音1万人にともに闘うことを熱烈に訴えました。
続いて、特別アピールが国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さん、解雇撤回を闘う国労秋田闘争団の小玉忠憲さんの二人からなされました。
富田さんは、「体制内派との分岐は路線をめぐる問題、労働者階級と資本家階級は非和解、絶対反対論、階級的団結論しかない。5・27は国労をめぐる路線の問題、あくまで国労本部打倒で闘う」とした上で、「われわれだけが唯一11月労働者集会で路線を示している」と11月労働者集会への結集を訴えました。
小玉さんは、JR体制の矛盾を明らかにし、「今の社会の様々な矛盾の、すべてのルーツは国鉄・分割民営化にある」と国鉄分割・民営化攻撃の本質を改めて確認し、「5・27闘争は国鉄1047闘争そのもの。今の国労本部は絶対許さない」と怒りを込めて弾劾しました。さらに「国鉄1047解雇撤回闘争を全国でやる、11・1に1万人集めたら世の中変わる!」と11月労働者集会への結集を呼びかけました。
民間の女性労働者のカンパアピールのあと、参加した労働者・学生からのアピールがなされました。
地元福島からは国鉄、自治体、郵政、医療福祉の労働者が職場での取り組みと決意を語りました。また、仙台からかけつけていただいた全金本山の長谷副委員長、東北せっけん労組の洞口委員長、東北大学学生自治会の石田委員長からも力強いアピールをいただきました。
集会のまとめとして国労の橋本さんが発言しました。橋本さんからは集会が大成功したことへの全参加者への御礼と、10・2労働者集会に至る過程で地区のとりわけ地元郡山の労働者の団結がより一層深まったことが喜びを込めて語られました。最後に「本集会の参加者全員が団結のかたまりとなって闘って行こう!」と行動方針を提起し、「団結ガンバロー!」を三唱し、11・1労働者集会1万人結集へ全力で闘いぬくことを確認しました。
交流会は富田さん、小玉さん、長谷さん、洞口さんも含め、集会参加者の半数以上も参加する大交流会となりました。集会の大成功を確認するとともに、さらに団結を固め、11月1万人結集を誓い合いました。
なお、この日は、集会に先立ち朝は全学連の仲間たちと国労郡山工場支部のあるJR郡山総合車両センターへのビラ撒き、昼は全学連の仲間たちは福島大学に登場し、夕方にはJR郡山駅頭での街頭宣伝と文字通りの終日闘争として闘いぬきました。(福島県労組交流センター・O)