法大4・24弾圧裁判初公判、恩田君が裁判長に宣戦布告!
10月7日、東京地裁で、法大4・24建造物侵入・威力業務妨害デッチあげ裁判の初公判が開かれました。5日の暴処法裁判にも出廷した恩田君、増井君、内海君とあわせて、齋藤君、倉岡さん、冨山君が元気に出廷しました。
今日は何より、東京地裁刑事第17部の登石郁朗裁判長がものすごく強権的で、威圧的で、権力の塊みたいな奴でした。恩田君が意見陳述の終わりにさしかかった頃に「裁判所は公平に裁くところかと思っていた。だけどそうじゃないことがわかった。俺たちが貴様らを裁く」と宣戦布告をしたんです。かっこよくて私も「よしっ!」と言いました。そうしたら裁判長が「貴様というのが不穏当発言だ」と言って恩田くんに退廷命令を出しました。それに抗議した冨山君にまで(今から意見陳述だというのに)退廷命令を出し、冨山君だけ意見陳述できないまま裁判が終了するというむちゃくちゃ横暴な裁判でした!!
自ら退廷させておきながら「明日の打ち合わせはどうしますか」と言ってきた裁判長に対し、弁護団が「打ち合わせ拒否!」と断ったそうです。
そして、出廷した6人はとにかく元気でした! 意見陳述トップは斎藤君。トップらしく堂々と発言していて「大学だから自由なんじゃない。自由なところが大学なんだ」と今の法大のあり方は正しいのか? と問いました。増井君は時間内に言いたい事をすべて言うために間髪を入れずに訴え、「10・16でガンガン暴れよう!」と傍聴席の方に身体を回転させながら全身でアジッてました。内海君は「キャンパスで闘うんじゃない。闘うところがキャンパスなんだ」「みんな革共同に結集しよう!」と彼らしく元気に力強く訴えました。恩田君は法大の悪業、不当な取り調べ、裁判所に対する宣戦布告。いずれも実名を挙げて暴露していました。恩田君の自分史とも言えるような陳述内容で、今の恩田君になっていく歴史(葛藤)がよくわかりました。
そして倉岡さんは「教員をめざしていた時に、自立支援法が制定されたり教基法が改悪された。これを問題にしないで授業が進められていくことに疑問を感じた。これと闘わないで、教員になって不起立で闘えるはずがない、そう思って法大に来た。それまでも闘っているつもりでいたが、心のどこかで自分だけは就職できるんじゃないかと思っている自分がいることに気付いた。法大にきて、本気で闘うということは逮捕も恐れずに闘うことだとわかった」と言っていました。涙が出そうでした。
私はみんなの意見陳述がグサグサ心に刺さって、ホントにすごい闘いをしてるんだと思いました。それと対照的な権力の醜さ! いくらグラグラだからと言っても、こんなやり方は絶対に許さない! 認めない! 殴ってやりたくなりました。
そして、倉岡さんが言っていたことは辺野古で金城祐治さんが言ってたことと同じだと思いました。「今闘わなくていつ闘うんだ」。まさに時代は民主党に擦り寄って権力の奴隷になるのか、プロレタリア革命を対置して勝ちきるのか、そういう情勢だと思います。今日の裁判長を見て「あんなめちゃくちゃなやつに権力握られたままでたまるか!」っていう怒りがより一層わいてきて、改めてこの情勢における階級闘争が決定的だということがよくわかりました。
彼らにとっての法大が私にとっての職場です。職場は職場で苦闘の連続です。だけど私は今日の怒りも悔しさも仲間の勇姿もすべて闘う力に変えて、明日からまた職場でやりたいと思い直しました。10・11三里塚、10・16法大&JR本社弾劾、11・1日比谷と、闘いは目白押しです。共に頑張りましょう!!(東京・E)