仙台で法大弾圧許さない!8学生を取り戻そう!集会とデモ
8月30日、仙台弁護士会館で「法政大での学生弾圧を許さない! 8学生を取り戻そう! 団結して暴処法をぶっとばそう! 8・30大行動」が闘われた。会場には100人を超える学生・労働者・弁護士らが東北各地から結集し、8学生奪還への大運動を拡大し、11月1万人結集を実現しようと熱気溢れる集会となった。集会後のデモは総選挙情勢を切り裂き、労働者の団結したエネルギーを示した。「法大弾圧許さないぞ」「革命やろう」と青年労働者の解放的コールが街中に響き渡るや、デモを見ていた青年労働者が「もっと法大の話を聞きたい。興味がある友達もいるから誘って話をしたい」と声をかけてくるなどの反響も次々と出ている。労働者が実力で権力を奪い取っていく闘いが始まった!
集会の冒頭、百万人署名運動の代表の方から「今日は資本主義の総本山・自民党がつぶれる日。私は60年間、自民党をつぶすために生きてきた。資本主義をぶっ壊す、いまこそ労働者の社会を実現するために闘おう」と戦闘宣言。主催者あいさつに立った全逓の青年労働者は、体制内指導部による集会つぶしと対決して結集したことを報告した。
東北大の学生が基調提起に立ち、「学生の自由を取り戻そうと闘ってきた8人が何カ月も獄中にいる。絶対に許せない。社会の主人公である学生と労働者が団結する歴史的集会として勝ち取りたい」と訴え、「東北大でも寮食堂の民営化が狙われてきたが、絶対反対だということをハッキリさせた。民営化された学生寄宿舎では、シーツから電化製品、すべてレンタル制。学生の生活が丸ごと資本の餌食にされている」「私たちは110人逮捕されても、誰一人屈していない。文化連盟と全学連の闘いが、法大当局の暴力支配を日々打ち崩している。戦争をとめる力もここにある」と確信溢れる提起を行った。
国労5・27臨大闘争弾圧弁護団の山本志都弁護士による講演では、「団結破壊のために使える、ストレートに治安弾圧のために使えるのが暴処法。なぜ暴処法弾圧かということを考えるとき、やはりその時代認識であり、その根底にあった全学連と文化連盟が団結していたということをきっちりと押さえる必要がある」「暴処法は闘えば勝てる。弾圧を恐れず、暴処法を引き出し、これを打ち破っていく闘いをともにやっていきたい」と力強いアピールがなされた。
集会の第二部はメインの法大・文化連盟の洞口朋子さんからのアピールだ。会場からの万雷の拍手のなか洞口さんのアジテーション! 「ある学生は、奨学金を返すために働かなければならず、そのせいで大学に行けなくなっている。これが大学なのかと怒っている。この怒りと結合させないための処分、暴処法だ」「5月16日に沖縄で逮捕され、『仲間を裏切れ』という取調べ。しかし外の仲間や、一緒に逮捕された12人の仲間との団結があったから、この弾圧を打ち破ることができた」「なんとしても8人の学生を取り戻すために全国声明運動を広げよう。暴処法をぶっとばす力はこの場にいる一人ひとりの中にある。私たちが社会の主人公になろう」という感動的アジテーションに全参加者が奮い立った。
さらに、解雇撤回・JR職場復帰を闘う国労秋田闘争団の小玉忠憲さんから、1047名解雇撤回闘争勝利の火を噴くようなアピールが続いた。「国鉄分割・民営化は戦後の労働者と資本の階級的力関係を変える攻撃だった。しかし、動労千葉と1047名闘争は脈々と生き続けてきている。『解雇は許さない、失業しても団結に依拠しともに生きよう』という国鉄闘争は、法大闘争とともに6千万労働者、300万学生と結合できる。11月1万人結集で労働者の革命的回答を叩きつけよう」
続いて、東北大生から全学連大会結集の訴えと、教員評価制度による処分攻撃と闘う教育労働者、民営化と闘う自治体の青年労働者の発言がなされた。また、呼びかけ人として尽力していただいた弁護士は、「裁判員制度は国民相互監視の制度で現代の赤紙。9月1~2日の青森での裁判員裁判、今秋仙台での裁判に対して制度廃止の運動を広げていこう」とアピール。
発言の最後に全国声明運動事務局から「全国声明運動を『8学生を即時釈放せよ』という10万人の全人民的大運動へと本格的に発展させよう」として、①11月1万人結集運動と全国声明運動を一体のものとして取り組もう、②自分の職場にこだわって勝負し、全国声明を職場で拡大して労働組合を甦らせよう、③青年を組織する運動にしよう、大胆に青年を革命に組織しよう、と3点の核心が提起された。(宮城・T)