双龍労組ストに警察が全面襲撃!(8月4日午後4時現在)
警察特攻隊を含む警察部隊、ガードマン、救社隊(会社の管理職等)など数千の部隊が500人のスト労働者に襲いかかっている! 現在、ハシゴ車などの特殊重機を大量導入し、サンヨン(双龍)労組が占拠している塗装第2工場とつながる車体2工場の屋上に侵入、4日午前11時40分ころには車体2工場の屋上を警察が掌握。そこを足場に塗装工場を包囲、全面突入する構えだ。午後3時現在、車体2工場の屋上から塗装工場に警察特攻隊を含む400人が突入を図った。これと同時に地上でも警察官400人が突撃を開始、この2正面での侵入作戦に労組が火炎瓶を投げ、パチンコを撃つなど必死の反撃! 空からは警察ヘリが催涙液を噴霧、地上では放水車が労組に襲いかかっている。
金属労組サンヨン自動車支部が整理解雇撤回・総雇用実現を求めて無期限の工場占拠ストライキに突入してから75日目。8月2日に労使交渉を会社側が一方的に停止し決裂。これを受けて3日から警察によるスト鎮圧作戦が再開された。昨日までに、警察部隊が30中隊から40中隊に1000人を増員し、労組が設置したバリケードを破壊する作業に出て、これに反撃する労組と激突、双方に多数の負傷者が出る事態となっている。
4日朝5時には警察官30人余りが組み立て3、4工場内部に侵入した。さらに平沢工場正門前に林立する家族対策委員会や民主労総、民主労働党、進歩新党、市民団体などのテントを暴力的に破壊。午前10時40分ころには警察特攻隊がハシゴ車で車体2工場の屋上進入を準備し、突入作戦を開始した。この動きと連動し、救社隊と雇われチンピラなどがプレス工場屋上から大型パチンコで労組を狙撃する。
労使交渉決裂後、ストライキからの離脱者が一気に増えたと報じられたが、ストを離脱して出てきた組合員は、「家庭事情などで出てくる人びとを除けば大部分が『今は死ぬことがあっても出て行けない』という雰囲気」だと伝えた。550人を超える組合員が正規職も非正規職もともに団結し、ハンサンギュン支部長ら指導部のもとに一丸となって、権力の総攻撃を迎え撃っている!
イミョンバク政権と資本の階級意志は、新自由主義攻撃を打ち破るような労働組合のストライキなど徹底せん滅するということだ。しかし、「解雇は殺人だ!」「ともに生きよう!」とストライキに立ち上がり、自らが長年働いてきた職場=塗装工場を占拠したサンヨン支部の闘いこそ、この時代の労働者・労働組合の唯一の選択だ。民主労総、金属労総のゼネスト決起が今ほど求められている時はない! サンヨン支部を孤立させるな! 歴史を変えるサンヨンの戦いはわれわれの戦いそのものだ!(J)
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