8・2交渉決裂、双龍労働者「公権力が投入されれば死ぬ覚悟で戦う」
8月2日、双龍(サンヨン)資本は「サンヨン自動車の真の回復と長期的生存のためにも現労働組合の現実性のない無理な要求を絶対受け入れることはできない」と主張し、交渉決裂を宣言した。労使交渉中の7月31日、警察は資本の意を受けて労組が籠城する塗装工場鎮圧作戦の準備に入っていたことも明らかになった。
7月30日から続けられたマラソン交渉において金属労組サンヨン自動車支部は、あくまで整理解雇は受け入れることができないとし、総雇用原則に立って闘いぬいてきた。しかしサンヨン自動車側は、6月8日に整理解雇を通知した976人中、60%は整理解雇、40%は無給休職や営業職への転換で「救済する」という「6対4」の立場を曲げようとはしなかった。イミョンバク政権の政治判断は、サンヨン自動車を破産整理することになってもかまわない、ストライキで刃向かう労働者は殺す!ということだったのだ。会社側は救社隊、ガードマン、社員ら4600人で塗装工場に突入すると宣言しており、会社側の交渉決裂宣言を受けて、警察特攻隊の突入など軍事的 鎮圧作戦の発動が超切迫している。
籠城場である塗装工場の中では2日、緊急報告大会が開かれた。集まった組合員らは内部動揺することなく継続して戦っていくことを互いに確認し合った。ハンサンギュン双龍自動車支部長は「私たちを丸太と見なし、今後も試そうとするならば、以後に発生する不祥事については責任を負うことはできない」として「整理解雇撤回のために命懸けの度胸で闘争しよう」と組合員らに訴えた。報告大会に参加した組合員(38歳・解雇者)は「私たちはすでに'死んだ者'であるが、これ以上失うものはない」として「公権力が投入されれば死ぬ覚悟で戦う」と決意を示した。
このサンヨン自動車支部の決死の闘いが、動労千葉を始め、世界の労働組合・労働者を獲得している。全世界からサンヨン工場占拠スト連帯の声が上がっている。サンヨンストへの公権力投入への怒りが広がり、抗議行動が闘われている。ブラジル金属労組、スウェーデン製造労組を始め、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、香港、台湾、コンゴ、インド、パキスタン、カナダなどの金属、自動車を始めとする労組・ナショナルセンターが一斉に動き始めた。整理解雇撤回! 世界のサンヨン闘争に勝利しよう!(J)